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凪side.
如恵留くんは驚いた顔をして、俺の頭を撫でると優しい目で微笑んだ。
なんか、表情豊かだな。
「ごめんね。でも僕は墨田くんの将来を楽しみにしてるから」
ふふ、と笑って俺の耳元でささやく。
「墨田くんみたいに、一生懸命になれる子って大好き」
顔が熱くなった。それと同時に、胸が温かくなるのを感じた。
よいしょ、と如恵留くんは腰を上げた。
「なんかあったら僕を頼って。少しは墨田くんの力になれるかも」
「はい。ありがとうございます」
数年ぶりに、素直になれた気がした。
如恵留くんのこと、もっと知りたい。
「川島〜。帰るぞ〜」
「はーい!」
じゃ、と如恵留くんは手を振って去っていった。
その後ろ姿は、とってもカッコよくて。
それから。
自分でもビックリするくらい如恵留くんに猛アタックした。
如恵留くんのことなら家族の次に右に出るものはいないだろってくらい。
今思えば、そこそこ気持ち悪い。
でも如恵留くんはそれを快く受け入れてくださって、如恵留くんの方からメールが来たときなんかは枕に顔をうずめて叫んだ。やったー!!って。
そうやって、2013年は如恵留くんで頭がいっぱいの一年になった。
俺は今でものえ担です。
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作者名:スバル。 | 作成日時:2022年5月26日 0時


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