泣きながら ページ29
急いで病院に戻った
シルク
「姉貴！」
病室に入ると、医者と看護師さんがいた
シルク
「傷が悪化したって…どういう事ですか！」
「傷が開き、菌が入り込み、感染症を起こしてしまったんです」
ぺけたん
「助かりますよね！？」
「残念ながら、もう…全力を尽くしましたが…」
ぺけたん
「そんな…嘘ですよね！？……」
黙って俺らにお辞儀をして部屋を出ていった
姉貴は酸素マスクを外されて、眠っていた
綺麗な顔だ…
ザカオ
「姉貴……ねぇってば…ねぇ…」
ンダホ
「姉ちゃん……起きてよ…」
呼吸してるのかもわからない…
手をそっと握る
力が入ってない…
シルク
「姉貴…嘘だよな…？姉貴は強いもんな……こんなんでいかねぇよな……？答えてよ……」
ダーマは背を向けながら涙を拭ってる
マサイはンダホに抱きつきながら泣いてる
モトキとぺけも泣いてる
ザカオは帽子を深く被り顔を見せないように
姉貴の手に俺の涙が伝っていく
シルク
「マサイ…カメラいいか？」
マサイ
「グズっ……うん」
カメラを回す
報告はちゃんとしないと…
全員でお辞儀をした
シルク
「皆さん…突然の報告…すみません」
言葉が出ない…
なんて言えば…
シルク
「姉クの……状態が悪化しました…医師からはもうダメですと…言われました……」
ダメだ…
泣きたくないのに…
カメラの前でなんて…
マサイ
「姉ちゃん？」
ぺけたん
「どうしたの？」
マサイ
「今…手が動いた……姉ちゃん！」
ダーマ
「姉貴…？」
カメラそっちのけで姉貴の側へ
全員が見守るなか、ゆっくりと目を開けた姉貴
シルク
「姉貴…！」
ぺけたん
「姉ちゃん…！ナースコール押すよ」
入ってきた医師に、状態をみてもらう
「驚きました。回復方向へ向かっています」
マサイ
「もう大丈夫なんですか？」
「はい。お姉さんが目を覚まされたのは奇跡ですよ」
"奇跡ですよ"
この言葉がどんなに嬉しかったか
付けっぱなしだったカメラを切った
酸素マスクを付けられて、呼吸音がはっきりと聞こえる
抱きつくと、優しく大好きな手で撫でてくれる
本当によかった…
みんなで泣きながら姉貴に抱きついた
Dear mink* Thank you!
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ミライ(プロフ) - うささん» こちらこそ！リクエストありがとうございました！ (2019年10月22日 20時) (
レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
うさ - ありがとうございました！！ (2019年10月22日 19時) (レス) id: ef9cb00822 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - うささん» 了解です！ (2019年10月22日 14時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
うさ - ありがとうございます！全員の方が嬉しいです！ (2019年10月22日 13時) (レス) id: ef9cb00822 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - うささん» 了解です！ありがとうございます！全員の方がいいですかね？ (2019年10月22日 12時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミライ | 作成日時：2019年10月1日 9時
