泣かせちゃったな ページ22
あれから、ストーカーが無くなったという訳では無い
電車の中
『な、何これ』
"フィッシャーズ、姉クロードの本名は？"
"高卒って本当？"
"家の場所が特定か！"
など…
『信じられない…ふざけないで……』
自分はともかく…
シルク達がストーカーされるのが、1番嫌だ
今日はシルクに会社の前まで来てくれた
『ありがとね』
シルク
「ううん！大丈夫！今日も頑張ってね！姉貴！」
シルクに手を振る
どこからか見られてるっていう感覚が…
……
ショーまであと、1週間ほどとなった
会議が長引いて、夜遅くなってしまった
時計を見る
22:30…
『今終わった』
マサイ
「了解！そっちまで行くから待ってて」
ぺけたん
「俺もいるよ」
社内のコンビニで飲み物を買った
ぺけたん
「もうすぐで着くよ」
ぺけからの連絡を見て、会社を出た
マサイ
「姉ちゃーん！」
ぺけたん
「おーい！」
夜遅いのに来てくれて…
『おーい……！？』
2人の方へ歩いていこうとした瞬間
誰かがものすごい速さでうちに近づいてきた
その手には…
マサイ
「ね、姉ちゃん！？」
ぺけたん
「姉ちゃん！！」
お腹に走る痛み…
足に力が入らず崩れ落ちる
胸目掛けて振りかぶってきたナイフを
寸前で止める
力が入る度に、刺されたところから血が溢れてくる
『っ！！』
腕にも力が入らなくなってきた
必死に受け止めていたナイフは
再びお腹に刺さった
うちが動けないのを確認し、その場を足早に去っていく
いけない…早く……2人の元に行かなきゃ……
『はぁっ……マサイ……ぺ、ぺけ……』
歩く度に
真っ赤な血が地面に落ちる
はっ……ごめん…
あと少しなのに…
手が届きそうなのに…
なんでうちばかり……
うちって…
みんなの姉ちゃんになっちゃいけないの…？
倒れそうになったところを
受け止めてくれた2人
ごめん…
なんて言ってるの…
聞こえないよ…
ただ…
『こんな…姉ちゃんで……ごめんね……』
目を閉じる最後に見たのは
2人の泣き顔
泣かせちゃったな……
お説教でも…なんでも聞くから……
泣かないで……
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ミライ(プロフ) - うささん» こちらこそ！リクエストありがとうございました！ (2019年10月22日 20時) (
レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
うさ - ありがとうございました！！ (2019年10月22日 19時) (レス) id: ef9cb00822 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - うささん» 了解です！ (2019年10月22日 14時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
うさ - ありがとうございます！全員の方が嬉しいです！ (2019年10月22日 13時) (レス) id: ef9cb00822 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - うささん» 了解です！ありがとうございます！全員の方がいいですかね？ (2019年10月22日 12時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミライ | 作成日時：2019年10月1日 9時
