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振り返ると身体を起こそうとしている舞雅

慌てて止めた



不死川
「まだ起きるんじゃねェ」



どこをどう怪我しているか説明した

隠さず、欠けることなく

舞雅は悲しそうな表情を見せた



『もう…舞えませんね…』

不死川
「……」



花魁として遊郭でトップだったのに

途端に底に落とされた気分だろう

平和なところでも鬼のせいでその平和幸せは瓦礫のように崩れる



不死川
「舞雅…身寄りはァ?」

『母はいませんし、父は鬼殺隊員です。安否はわかっていません。祖父母は恐らく居ないでしょう』

不死川
「ちょっと待ってろォ」



……



不死川
「怪我が治ったらどうすんだァ?」

『新しく雇って貰えそうなところを探すつもりです』

不死川
「ほら」



手渡したもの



『不死川様。これは?』

不死川
「……」

宇髄
「目ぇ覚めたか」

『宇髄様。あの、これは?』

宇髄
「不死川〜。ちゃんと言わねぇと困ってんぞ」



顔が真っ赤になってるのを自分でも感じる



不死川
「……の、………きで……」

『?』

不死川
「俺の、屋敷で…働いてくれねぇかァ…」



俺の屋敷は隠がすぐ辞めていくことで有名だった

俺の評判も隠らの中では最下位の方だろうなァ



不死川
「やりたくなかったら別にいいんだァ…俺のところはよく人が辞めていく…」



舞雅に手渡したのは

前に着ていた俺の着物

女物が無ぇのが申し訳ねぇが…



『不死川様。私で良ければ、そのお仕事やらせてください。炊事洗濯掃除は全てできます』

不死川
「い、いいのかァ?」

『それは私がお聞きしたいです。私でよいのですか?』



心の中で…"よっしゃァー!"



不死川
「少しの間だけ、俺のだが…我慢してくれェ……新しい着物買ってやらァ」

『で、ですが…』

不死川
「いいから…新しい着物買ってやるよォ…」

『ありがとうございます。不死川様、よろしくお願い致しますね』



……



宇髄
「不死川ちゃ〜ん」

不死川
「テメェ…ぶん殴られてぇのかァ」



この後、柱たちにおちょくられたのは言うまでもない

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ミライ(プロフ) - ショゴマルさん» こちらこそ!ありがとうございました! (2020年3月23日 18時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
ショゴマル(プロフ) - また素敵なお話ありがとうございました! (2020年3月23日 17時) (レス) id: 173ce9f96c (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - あすみさん» 了解です!ありがとうございます!実弥様と夢主での鑑賞会的な感じでよろしいでしょうか?現パロ的な感じでしょうか?何かありますかね? (2020年3月22日 22時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - 私ももう1つリクエストお願いします(>_<)アラジンを一緒に観賞したいです♪コロナウイルスの影響でバイトがなくてアラジンをレンタルして見てたら憧れましたが、大正時代だと映画はなさそうですね…小説を一緒に読む感じでお願いします(^^) (2020年3月22日 22時) (レス) id: 75f0f5ff0e (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - あすみさん» コメントありがとうございます!そうですねww (2020年3月22日 19時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミライ | 作成日時:2020年3月7日 1時

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