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想う ページ33

肩のあたりが少し湿ってきてる…

実弥様…?

泣いておられるのですか?

どうしていいかわからず…

実弥様の背中に片腕を回し、そっと背中を叩くしかできることがなかった



『実弥様』

不死川
「…なんだァ」

『私を解雇しても構いません……もう料理も掃除もやりづらくなってしまいましたし…こんな者が世話係として居ていいのか…』



物凄く胸が痛い…

片腕が無くなってしまった私は

料理も掃除も出来ないだろう…

そんなのが柱様のお屋敷にいるんだ

邪魔だろう…

それに、貴方様を癒せるか自信が無いのです…

これは実弥様を想って…

ううん、違う

柱様の事を考えてのこと…

チクチクする…



『実弥様』

不死川
「A……俺ァ…そんな簡単に人を切り捨てるとでも思ったかァ?」

『えっ?ですが…私は何も出来なくなってしまったのですよ…?料理も…掃除も…舞も…』

不死川
「何も出来なくなったとしても……俺を癒してくれるだろォ?それだけで十分だァ」

『そ、それは…』

不死川
「もう2度と…手を離さない……離したくねェ…」



最後は涙ぐんだ声だった

実弥様が…こんなにも私のことで…

…私も



『実弥様。お顔をお上げください』



ぎゅぅぅ、と力が入る



『私、最近変なんです。実弥様の事を考えたり想ったりするだけで、胸がチリチリするんです……考え事でも真っ先に考えるのは貴方様のこと……これはなんでしょうか』



ちゅ…

へっ?

額に触れた柔らかいもの



不死川
「それだけで…十分すぎるぜェ……A。俺もなんだよ。好きと伝えてから、伝える前から…Aの事を考える…」



やっぱり、私の想いは…



『実弥様』

不死川
「ん?」



ちゅ…



『貴方様のこと、とても大切に想っております』

不死川
「あァ。俺もだァ」



優しく触れ合う唇

初めは世話係だからという理由で、その気持ちをずっと誤魔化してきた…

でも、誤魔化せなくなってきて…

いつの間にか、貴方様のお傍にずっと寄り添いたいと想うようになった



そこには風柱と舞姫の純粋な愛があった

お館様→←涙



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ミライ(プロフ) - ショゴマルさん» こちらこそ!ありがとうございました! (2020年3月23日 18時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
ショゴマル(プロフ) - また素敵なお話ありがとうございました! (2020年3月23日 17時) (レス) id: 173ce9f96c (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - あすみさん» 了解です!ありがとうございます!実弥様と夢主での鑑賞会的な感じでよろしいでしょうか?現パロ的な感じでしょうか?何かありますかね? (2020年3月22日 22時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - 私ももう1つリクエストお願いします(>_<)アラジンを一緒に観賞したいです♪コロナウイルスの影響でバイトがなくてアラジンをレンタルして見てたら憧れましたが、大正時代だと映画はなさそうですね…小説を一緒に読む感じでお願いします(^^) (2020年3月22日 22時) (レス) id: 75f0f5ff0e (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - あすみさん» コメントありがとうございます!そうですねww (2020年3月22日 19時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミライ | 作成日時:2020年3月7日 1時

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