遊郭の女性と風柱【鬼滅の刃】【不死川実弥】

怒り ページ31

今日は、実弥様が非番なこともあり、少し町をぶらぶらしてます

せっかく、実弥様とまた町へ行くのだから…



『実弥様。あの…』

不死川
「ん？どしたァ？」

『お手を…お繋しても…よろしいでしょうか…』



な、何を聞いてるの！私！

世話係がそんなこと言うなんてダメじゃない！



不死川
「ほら」

『っ！？』

不死川
「か、顔赤くしすぎだろ…」



実弥様が私のことを好きと言われてから

私は返答に悩んでいます

実弥様は、返事は要らないと仰っていましたが…

ほんとは欲しいはずです…

決断出来ないのがいけないんですけどね…



不死川
「顔が暗いぞォ。何かあったのかァ？」

『か、考え事です』

不死川
「そうかァ」



もし、返答したら実弥様はどういう反応をなさるのでしょうか…



不死川
「暗くなってきたなァ。そろそろ帰るかァ」

『あっ！もち米を買っていませんでした…お先にお帰りください。私は買ってからお屋敷の方へ参りますので』

不死川
「俺も行く」

『柱様にお手を煩わせる訳にはいきませんので』

不死川
「…わかったァ」



〜〜〜〜



Aがもち米を買いに行った

きっとおはぎのもち米だろうな

もち米で作ってみたいと言ってたし



「いらっしゃい！お！若旦那！ここにあるのは今日入ったばかりの真新しいものばかりだよ！」



俺が見てるのは…簪だ

絶対に似合う…

付けてほしい…



不死川
「おっさん。これにする」

「あいよ！随分洒落たのを選んだじゃねぇか」

不死川
「…い、1番綺麗だったし…」

「そうかいそうかい。誰か好きな人にでも渡すのかい？」

不死川
「……」



答えようとした時



叫び声と物音が響き渡った



「なんの騒ぎだい！？あ、ちょ！若旦那！」



建物が崩壊されたのは、米屋…

A…

なんでAばかり、襲われる…

隠してた日輪刀を出す



不死川
「A！！」



うそ…だ、ろ…



「あ？んだ、お前」



ザシュッ…



不死川
「離れろよ…」

「あ？うっ！？何だこの匂い！」

不死川
「風の呼吸…」



腹が煮えくり返りそうなほどの怒り…



不死川
「A……ごめんなァ…蝶屋敷に行くぞ…」



意識のないAを抱えて

蝶屋敷へと走るのだった

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