22、視線 side-K ページ24
シュードラ達を引き連れてテーブルの間を縫っていくと……
K「ん……？」
ジットリとした視線を感じた。
フロアを見回す。
K「あ……」
何か変わってそうなのがいるぞ〜
一瞥だけで、その客に関する分析が脳内にブワーッと広がった。
男？
いや女か？
黒ずくめの服に黒いサングラス、黒マスク。
ん〜男？
ウチは男の客も受け入れてはいるが、女の客の連れとして来てるヤツが多い。
初回にお一人様で来る男は、まず見かけない。
よっぽどこういうトコで飲むのが好きな変わったヤツなのか。
もしくは単なる興味本位とか。
作家や演出家や漫画家等々……創作活動をしてる人間で取材目的で来てる場合も。
楽しそうには見えないが、サングラスをかけていて実際どこを見てるのかはわからない。
見られてると思うのは自意識過剰も入っているが、俺がフロアに出てきたら、一斉に視線を集めるのはいつもの事。
サングラスをしたままの客が珍しいし、その上一見性別も不明で、余計に気になったんだ。
客の視線を浴びるのは一種快感でもあるが……何だかその日のソイツの佇まいは、殊更俺をゾクッとさせた。
どういう客なのかどうにも気になって、閉店後フロントの受け付け担当だったスタッフと、着席したシュードラに声をかけた。
K「なあ……今日さ、一人で来てた初回の男性客いただろ？」
「あーいましたね。」
やっぱり男だった。
「ちょっと変わった人でしたよ。」
それは遠目でも一目瞭然だった。
俺は視力が良いんだ。
「ずっとサングラスとマスクしたまんま。
愛想も無けりゃ殆ど喋りもしなくて。
顧客情報的はものは全く取れませんでした。
キャストのファイルも見もしなかったから、単なる冷やかしで来てんのかなーって。
それか、ガチで同業で、探り入れに来たか。」
K「同業だったらあからさま過ぎんだろ。」
「そうですね。
身分証確認の時にあまりにも怪しいから、代表呼びに行ったんですよ。」
K「へー」
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kyumapi(プロフ) - 仙花さん» こんばんは(・∀・)励みになるコメをありがとうございます。マハラジャ様からのキャラ変を感じて頂きたく、甘〜く可愛くオネダリさせてみました。Fさんの前だけでふにゃふにゃになるKさんて、何か良いですよねー (2020年11月11日 22時) (
レス) id: 52d20d0833 (このIDを非表示/違反報告)
仙花(プロフ) - こんばんは。チュウをねだるみっくんが可愛すぎて何度も何度も読み返しております///二人はどうなるんだろうと楽しみでたまりません！きゅまぴさんの作品は設定も展開も心を掴まれております！ (2020年11月11日 20時) (レス) id: 2aaffd79e4 (このIDを非表示/違反報告)
kyumapi(プロフ) - まゆさん» こちらこそありがとうございます。マニアックなほどにKさんを愛するFさんを妄想するのが楽しくて、書いております。書いてる私がマニアックなのでしょーね!(もうバレてますね) チャパティ〜〜♪ (2020年10月28日 20時) (レス) id: 52d20d0833 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - きゅまぴさん、返信ありがとうございます。Fさん、期待してますよー。Fさんの変態ぶりが大好きです。F担なんでなんでも受け入れる覚悟はあります。「チャパティ」最高でした！！ (2020年10月27日 20時) (レス) id: 05307fbbe2 (このIDを非表示/違反報告)
kyumapi(プロフ) - まゆさん» コメを頂き、またいつも私の作品を読んで下さっているとの事、ありがとうございます。変な設定ばかりでスミマセン。新作もやっぱり変な設定です(笑) 今日からFさん出てきますよー Fさんの役柄もお気に召して頂けますように。 (2020年10月27日 19時) (レス) id: 52d20d0833 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kyumapi
| 作成日時：2020年10月25日 23時
