Episode 7 ページ9
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場所は変わり、ティナ、ニュート、Aの3人はふらふらするジェイコブを支えながら、ティナに着いて行った
一足先に車の影に隠れたティナは、後ろを振り返って男性2人の顔を見ると、忠告をした
T「いい?本当はこのアパート、男子禁制なの」
N「じゃ、僕らは別の宿を……」
T「ダメよ、Aも居るから来て」
N「え?…Aも一緒に住んでるの?」
本当に?と確認するように、隣で車に隠れてるつもりのAを見る
『えぇ、住まわしてもらってるの』
T「ほら、早く!」
痺れを切らしたティナが、ニュートが掴んでいる反対のジェイコブの腕を引っ張って行った
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ティナ、ジェイコブ、ニュート、Aの順番で静かに部屋に向かう
_「ティナ?Aなの?」
T「はい、エスポジトさん!」
『ただいま帰りました』
「あなた達2人?」
T「いつだって2人ですよ」
『ちょっと今日は、私が足を痛めちゃって引きずってるだけですよー!』
「あらそう?お大事にね、A」
『えぇ、ありがとうございます!』
ティナは後ろで固まってる2人に目で合図すると、また静かに歩き出した
ティナが2人を部屋に押し込むと、Aも急いで扉を閉める
暖炉の前には洗濯物が浮いて乾かされている
『ふふ、ジェイコブ、吃驚したって顔してる』
J「いやぁ…信じられないよ」
「ティナ、A。殿方と一緒?」
『ただいま、クイニー。洗濯物ありがとう』
Q「えぇ、いいのよ」
T「紹介するわ、私の妹よ。服を着たら?クイニー」
Q「あら、そうね」
クイニーはマネキンに掛けていた服に腕を通すと、Aにもう一枚の部屋着を魔法で渡した
『ありがとう、着替えてくるね』
服を持って部屋に行く途中、ジェイコブがクイニーを見つめてるのをみて笑みを零した
Aが部屋着を着て戻ってくる頃には、クイニーに2人を紹介し終わっていた
Q「あなたみたいなイギリス人は苦手。訛りがあるじゃない?あら、Aおかえり」
『えぇただいま。ジェイコブお腹すいてるの?じゃあ何か作らないとね。クイニーの料理は天下一品よ』
Q「ふふ、Aったら褒め上手ね。Aもとっても上手よ。いいお嫁さんになるわね!」
その言葉に反応したニュートを見て、クイニーは面白そうに笑った
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リサ - とてもおもしろいです!黒の魔法使いの誕生も見たいです。続き楽しみにしています! (9月13日 21時) (レス) @page6 id: ebda27dca2 (このIDを非表示/違反報告)
Ao/アオ(プロフ) - とても面白かったです!引き込まれました!!!続きが読みたいと思いました、作者さんのペースで続編書いてくださったら嬉しいです! (2022年4月24日 8時) (レス) id: 28a3b333e4 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - 続き!とても!楽しみ!です!!応援してます! (2022年4月18日 1時) (レス) @page39 id: 2b80c6aa46 (このIDを非表示/違反報告)
うり(プロフ) - 最高です!大好きです!続編と番外編楽しみにしてます! (2022年4月15日 21時) (レス) id: a53454f4d2 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫 - 続編と番外編、楽しみにしてます!!! (2022年4月11日 22時) (レス) id: 84c4dc198a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あか | 作成日時:2019年2月11日 19時