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Episode 33 ページ35






開いたトランクから、大きな羽を広げ飛び出てくるサンダーバード(フランク)



あまりの迫力に魔法省の人達は後ずさった





N「…アリゾナで放す予定だったけど……


お前が頼りだ、フランク」





ニュートは口を強く結び、フランクの顎を優しく撫でると、フランクは掠れた声で鳴く






N「僕も寂しいよ」






するとフランクはふとニュートから顔を離し、自らAの方に頭を突き出した






『…ふふ、私も寂しい』






Aはその頭に顔を寄せると、


彼はすりすりと頭を擦り付けてまた鳴いた






少ししてフランクは顔を離し、堂々と背筋を伸ばすと、ニュートに顔を向ける



ニュートの手には小さな()





N「できるよな?」





少し目を合わせると、ニュートはその瓶を高く投げる




フランクはそれを咥えると大空高くに飛んで行った









_やがて雨雲が集まり雷が鳴り、雲全体が青く光ると、大量の雨が降り始めた




外の人間(ノー・マジ)達は何事も無かったかのように動き始め、去って行く




それに紛れ魔法使い達は街の修復を始める









Aは未だ空を見上げているニュートの背中に腕を回すと、彼はこちらを見てAの首に顔を埋めた






街が直るまで、2人は身を寄せあってそのままだった


















やがて地下鉄の天井が直ると、ニュートは口を開く






N「皆忘れたよ。あの薬には忘却の作用がある」




P「…あなたに借りができた。




…トランクを持って、街から去って」





そう伝えるとピッカリー議長は微笑む





N「はい、議長」





ニュート達に背中を向け、魔法省へと戻って行く闇祓い達だが、議長が何か異変に気づき振り向いた





P「…そこにノー・マジ(ジェイコブ)がいる?」





必死に隠しているクイニーの背中からジェイコブが顔を出す





P「オブリビエイトして。例外はなしよ。目撃者は残せない、法律だから




…別れを言いなさい」







クイニーは目線を下げ、俯いた

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リサ - とてもおもしろいです!黒の魔法使いの誕生も見たいです。続き楽しみにしています! (9月13日 21時) (レス) @page6 id: ebda27dca2 (このIDを非表示/違反報告)
Ao/アオ(プロフ) - とても面白かったです!引き込まれました!!!続きが読みたいと思いました、作者さんのペースで続編書いてくださったら嬉しいです! (2022年4月24日 8時) (レス) id: 28a3b333e4 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - 続き!とても!楽しみ!です!!応援してます! (2022年4月18日 1時) (レス) @page39 id: 2b80c6aa46 (このIDを非表示/違反報告)
うり(プロフ) - 最高です!大好きです!続編と番外編楽しみにしてます! (2022年4月15日 21時) (レス) id: a53454f4d2 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫 - 続編と番外編、楽しみにしてます!!! (2022年4月11日 22時) (レス) id: 84c4dc198a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あか | 作成日時:2019年2月11日 19時

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