ディセイブ6 ページ45
〜中也side〜
Aが叫び、佐藤の元へ駆け出す。おい、お前は炎系の異能が苦手じゃなかったのか！？
Aは仲間を助けなきゃっていう一心で駆け出してるから自分のことなんか考えちゃいないんだろう、
駄目だ、このままじゃ二人とも死んじまう！
中也︰待て！Aっ！！！！
A︰セーーーーーーーーーーフ！！
…え？
何故？俺の頭の中を「？」の疑問符が埋め尽くす。
Aは、炎が佐藤に衝突する直前で自分にブレーキを掛けた。
佐藤は、炎に…飲み込まれた。
Aは、仲間を見殺しにしたのか？
いや、そんなはずはない。
ではなぜ？
するとおもむろに、Aは笑みを浮かべて言った。
A︰いやぁぁぁ、さすがに今回は危なかったよ、「ディセイブ」さん。(ﾆﾔｯ)
「ディセイブ」さん？
誰だそりゃ。
すると、ふと声が聞こえた。
？？？？︰いやぁ、まさかバレるとは！
せっかく、炎に乗じて殺してやろうと思ったのにねぇ。
あの影は…！？
さささ、佐藤！？佐藤なのか！？
いや待てよ、さっき佐藤は炎に飲み込まれた。
頭の中がぐしゃぐしゃになる。
中也︰おい、佐藤綾は謀反者なのか！？
A︰違う違う！そんなわけないでしょ！
あぁぁぁ、もうなんなんだよ！？
中也︰おい、俺らにも分かるように説明しろ。
A︰説明はその後、ね！
今はあれでしょ。
Aはまっすぐ前を指さした。
中也︰…あ。
やべぇ。俺らが喋ってる間に佐藤(？)は向こうのボスのもとへ。俺たちに迫るのは…
炎の壁。それも凄い勢いで迫ってくる。
これはあれだ。武器庫の壁をぶっ壊したやつだ。
いやこれ死ぬぞ。Aの作戦立案にこういう場合の対策は書いてなかった。
もう駄目だ。そう思い、Aの方を見る。
Aは、笑っていた。
中也︰おいおい、この状況で如何して笑えるんだよ、
そう言うと、Aは少しびっくりしたような表情を浮かべ、また笑った。
A︰ねぇ中也、忘れたの？
今日は、雨が降ってるんだよ？
糞、この笑顔が如何しても彼奴似てるんだ。
否、イライラしてる場合じゃねぇ。炎が目の前に迫ってきている。
雨…？
…あぁ。
あぁ、そういう事ね。
なんだこいつ、本当に青鯖野郎みたいな手口を使うんだな。
やはり兄妹と言ったところか。
Aはもう一度笑みを浮かべた。
A︰さて、我々も反撃と行きますか。
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まっちゃ - すごく面白いです！更新待っています (2021年7月18日 20時) (
レス) id: bd6a8b3525 (このIDを非表示/違反報告)
蒼爽 - 深暖さん» うわぁぁぁぁぁぁあ！！！めちゃくちゃ嬉しいです！ありがとうございます！深暖様も受験生なんですね！共に頑張りましょう！笑笑 (2018年11月13日 22時) (レス) id: 16faa558cc (このIDを非表示/違反報告)
深暖 - 初めてコメントするので失礼などあったらすみません いつも楽しく拝見させていただき、受験生というのもありまして良い息抜きになっております笑 これからも頑張ってくださいね！！ (2018年11月13日 0時) (レス) id: 2e2d5fe242 (このIDを非表示/違反報告)
蒼爽 - フランさん» ありがとうございます！！ 多分そろそろ3に移行すると思うので、そちらも是非よろしくお願いします！ (2018年11月11日 23時) (レス) id: 16faa558cc (このIDを非表示/違反報告)
フラン - 更新楽しみにしています。頑張ってください (2018年11月11日 8時) (レス) id: a7e74e025e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼爽 | 作成日時：2018年8月6日 0時
