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#60 ページ12

貴「駄目だ。あんな美少女に…」


北「そんなことないとおもうけど。」





さっきまで笑っていたのに

今は真顔って…。表情が豊かだ。




絶対表情筋すごいよね。







貴「先輩…坂口さんめっちゃ可愛いです。

だけど、佳奈美先輩は美人です。つまりですよ。

私が出る幕はない。」





人差し指を突き出す。







北「いや、そんな自信満々に言われてもね…」






アイドルの決めポーズみたいにした。






それをみて笑う先輩。

馬鹿にすんな!




って心の中で叫ぶ。

わざとだし。ウケ狙いだし。








必死に言い訳。







貴「部活行ってきます。」







窓に視線を移すと

鮮やかなオレンジと水色が混ざっていた。





部活始まっちゃった!?









北「やっべ!俺もだ。」







お互い、鞄を掴みダッシュで階段を掛け下がる。







貴「先輩はやい〜」


北「サッカー部なめんなよ」







二人で笑い合う。







振り返りながら笑う先輩の顔を…

別の人に変えてしまう。







窓から差し込む光が…

なんとなく…遠く見えた。









これって…

傍から見たらカレカノみたいだよね…。








でも…違う。

私は玉森先輩が好きだから。









これを見たら玉森先輩は嫉妬してくれる?
















してほしいな。





でもね。
そんな簡単な願いで先輩が振り向いてくれるほど

簡単な恋じゃないんだ。







それほど…神様は意地悪。







わたしのささやかな願いも……

先輩のすべても…









私の手からすり抜けていく。








水のように…

落ちていく。







それは


先輩が私を女の子として見てくれていないから。


















先輩は…佳奈美先輩に夢中だから。


涙がでるのは。






急に走って足が痛いから。








そういうことにしておこう。

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設定タグ:Kis-My-Ft2 , 玉森裕太 , 北山宏光   
作品ジャンル:恋愛
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suaru××(プロフ) - るなさん» 返信遅くなってしまって申し訳ないです。最近スランプでして...。更新頑張りますね^ ^ (2018年8月8日 12時) (レス) id: e0e254cc41 (このIDを非表示/違反報告)
るな - すっごいおもしろいです!!更新楽しみにしてます! (2018年8月1日 7時) (レス) id: 9cb8ccbb10 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:suaru×× | 作者ホームページ:http://  
作成日時:2018年6月21日 7時

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