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真っ白で…
静寂しきった部屋に
私の吐息だけが響いている。
「はぁっ…」
重い体を無理やり起こし、辺りを見回す。
「きっと、治癒の副作用じゃね」
リカバリーガールの声が聞こえ
ホッと、胸を撫でおろした。
「なんでここに…」
ココが保健室だということを認識するまで
１秒もかからなかった。
「覚えてないのかい？あんた、ぶっ倒れてたんだよ」
「ここまで運んでくれたんですか？」
「いいや、ヒーローがね」
ヒーロー…
思い出せそうで思い出せない。
きっと、意識が朦朧としていたせいだ…。
「ヴィランは？」
「爆心地が倒したよ」
ドクンッ
【爆心地】
その名前を聞くだけで
心臓が大きく鳴った。
「帰ってきていたんですね？」
そして、私はそれを隠すかのように
話を逸らした。
…
海外に行ってくると言って
長期間、帰ってきていなかったリカバリーガール。
「丁度良かったよ、ハイ飴ちゃんね」
そう言ってグミを渡してくる。
「リカさん、少し休んで？」
私に治癒をしたせいで
飴とグミを間違えちゃうほどに、疲れてるリカバリーガール。
「懐かしいね、その名前の呼び方」
「そうですか？」
「あぁ、
もう聞かないつもりじゃった…」
後継者を探していたリカさんは
私という後継者を見つけ、
海外に旅に出たそう。
「最後を楽しむため……？」
リカさんは、救える命と救えない命に何度もぶつかってきた。
その過程で、自分の命と向き合ったんだろう…。
「そうじゃ…なのに…
あんたのせいで寿命縮まっちまった！」
「あはは、すみません…」
「先に逝ったら許さないからね」
もう大丈夫じゃろ、と
部屋から出ていくリカさんの後ろ姿に
ペコっとお辞儀をした。
― ガラッ ―
「リカさん、今度はなんのお説教？」
…
「悪かったな、間に合わなくて」
明らかにリカさんのトーンではないことに気づき
また１つ、ドクンッと"私"が鳴った。
「…？」
振り返り、その声の主を確認すると…
次は…
…ドカドカと煩い"私"が…
…何処からか飛び出してきそうになる。
「爆豪勝己…」
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らみそ(プロフ) - 花帆さん» 花帆様ー！違う作品も見て頂いて感謝です(´；ω；｀)ラストをどうしようか迷っていて、微妙な感じで終わってしまいました(´；ω；｀) 甘い2人…ですか！！良いですねぇ！私が描くと、きっとアール18かかっちゃいます()← (2020年5月11日 11時) (
レス) id: b9c138927a (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 完結おめでとうございます！一気に読ませて頂きました。一途なかっちゃんと夢主さんとの禁断の恋がたまらなく切なくトキメキました…っ 切ないけど、ラストの両想い良かったです…！この後の甘い２人も見てみたくなります(*´艸｀*) (2020年5月10日 19時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
らみそ(プロフ) - 鳳＊さん» 応援していただいたおかげで何とか！たどり着けました(´；ω；｀)！！是非、じゃんじゃんコメントしてください！見てください！←本当にありがとうございましたm(_ _)m (2020年4月23日 18時) (レス) id: b9c138927a (このIDを非表示/違反報告)
鳳＊(プロフ) - 完結おめでとうぅぅぅぅぅぅ泣!!いい話過ぎてもう、、、！他の作品の方でもお世話になると思います。その時はまたコメントさせていただきますぅぅぅ。本当にお疲れ様ぁぁぁぁぁぁあ！ (2020年4月23日 18時) (レス) id: 63e109079e (このIDを非表示/違反報告)
らみそ(プロフ) - 鳳＊さん» そうなんですね(´；ω；｀)コロナに負けず、気をつけてくださいね(;_;)こちらマスク無いです_(:3 」∠)_ありがとおおお(´･_･`) (2020年3月31日 16時) (レス) id: b9c138927a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らみそ | 作成日時：2020年3月28日 13時
