降参 ページ21
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自分等の体育祭なんて、正直どうでもよくなっていた。
草「君、木山さんって言うんだね〜」
ふと気が付くと、
草壁君とやらに攻撃をくらっていて
負け寸前だった。
草「個性見せてよ」
早く立って、と急かされるが、
転ばせたのはあんたでしょ、と言いたい。
草「違う人に倒されたら嫌だからさ、早く、見せて」
草「ねぇ、早く早く」
逆に、早く倒してほしいものだ。
ヒーロー志望の人に勝てっこないだろう。
『…降参で』
ミッドナイト先生が
私を確認し、判定を下す。
草「なっ！？それはズルイよ〜」
『場外は反則』
草「うん、いいんだよ、だってさ
君が参加しないんじゃ楽しくないから。」
体育祭を放り投げてまでもついてくる彼。
…うん…だるい…。
上手くまきたいところ。
焦「お、」
『…っ！？』
曲がった先に待っていた柔らかい壁。
それが先輩だと分かった瞬間に
胸がドカドカと鳴り始めた。
焦「わりぃ」
『あ、、大丈夫で…す』
焦「今団体競技じゃねぇのか？」
『…え？』
自分たちの体育祭が終わり、疲れているだろう。
それなのに…どうして…
…美麗ちゃんにでも会いに来たのだろうか…？
草「あー！発見！」
『…げっ…』
思わず変な声が出てしまう。
草「あ、うーっす」
焦「おうっす」
草壁君から隠れるように
焦凍先輩の後ろに下がった私は
少しずつ後ずさりしていく。
草「あー、先輩っすよね？木山ちゃんとどういう関係なんすか？」
焦「Aちゃん…と…？
いや…どうもこうもねぇが…」
草「はーん、Aちゃん…ねぇ…
先輩…そこ退いてくれます？」
焦凍先輩、何で名前呼んだかな…？
嬉しいよ、嬉しいんだけど…
下の名前バレてしまったよ…
まぁ、最終順位でバレるんだからいいか
なんて思っているうちに、話はどんどん進んで行く。
焦「わりぃが、俺も用あんだ、とっとと終わらせてくれ」
私の視界が明るくなり、
目の前には、草壁君が現れた。
草「先輩、Aちゃん、俺のなんで」
『…ちがっん』
…
…！？
焦「はっ…？」
何…
唇に一瞬伝わった熱が
リップ音を立てながら離れていく。
草「ごちそうさま〜」
『…は…？』
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らみそ(プロフ) - 舞さん» 舞様！コメントありがとうございます(;_;)忙しくて、少しずつしか更新できませんが最後までお付き合い頂ければと…(/. .\) (2021年6月20日 21時) (
レス) id: b9c138927a (このIDを非表示/違反報告)
舞 - 今日から見始めてめっちゃはまりました！！すごく面白いです！これからも頑張ってください！ (2021年6月16日 20時) (レス) id: 325c7d0f3b (このIDを非表示/違反報告)
らみそ(プロフ) - ゆんさん» コメントありがとうございます！！！面白いだなんて…私の作品には勿体ないお言葉…頑張ります！これからも応援よろしくお願いします ((○|￣|_ (2020年8月26日 13時) (レス) id: b9c138927a (このIDを非表示/違反報告)
らみそ(プロフ) - ここねさん» コメントありがとうございます！そうなんですよ…！新鮮さが欲しいな~…と思っておりまして…！楽しみに待っていて頂けて嬉しい限りです！！m(_ _)m (2020年8月26日 13時) (レス) id: b9c138927a (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - わ〜すごい展開が気になります。とっても面白いです！！これからも更新頑張ってください^_^ (2020年8月20日 18時) (レス) id: 914e0a1430 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らみそ | 作成日時：2020年7月9日 16時
