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なんか慌ただしく誘われたけど
ユチョンさんもジェジュンさんも来るって言うし
明日からしばらく会えないし
行くことにした、ごはん。
空港から一回帰宅して
いろいろ済ませてから 夜に出直し
明治通りに近い、そのお店に向かう
例の交差点は
時間も時間だし
人でいっぱい
信号待ちの間も
もう その人の量に
すんなり進める気がしない…
待っている人の中に立っていて
ふと考える
私が進む、行きたい方向。場所。
そこは
私が向かう「場所」であり
ここにいる他の人とはみんな違う
それぞれが、それぞれに向かう
信号が変わって
人が動き出す
私も 出遅れないように
その波に乗る
けど やっぱり
いろんな方向から人の波が
押し寄せて
うまく波に乗れない自分
交差点の中心近くで
写メをとる若者。
自撮りしながら進む海外の方。
真ん中あたりを通り過ぎる時
ふと思った
思わずその歩みが遅くなる
突進してきた
よそ見してる
広がって歩いてる人がいる
そんなこと。
自分が目指す方向に向かって
自分がきちんとはっきりと
進めば
避けたり うまく譲りつつかわしたり
そう、『自分』がしながら進めば。
時には
すこし強引でも頑なに進もうとしてみたって
そうすれば
目指す場所に行けるはずだ
流れに乗って
うまくやってくつもりが
それはただ
「流されてた」 だけで
周りに任せてばかり。
『自分』じゃなかった…
それって。
いつもの私だ
『今』のわたしだ…
信号が点滅をし始めて、周りの人が小走りになり
私も慌てて渡り切る
渡り切ったところで
振り返る
行き交うたくさんの車
渡った人たちの
それぞれの『場所』に向かう姿
その足どり
『私』の行きたい場所はどこか。
苦しくて
開くことをしなかった
その先の扉を
開いてみようと思った
メールの未送信BOXを開いて
メールを送信する。
逃げるのはもうおしまい。
自分の『想い』が見えたら
今、私が会いたい人の顔が浮かんで
私はお店まで 走って向かった
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作者名：maco | 作成日時：2020年10月6日 15時
