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教室に戻った私は、1人で席につき本を読み始める

もう同じクラスの人は数名ちらほら登校していて

私は目が合った人にだけ会釈をする

さっきまでの私は嘘のように思えた

あんなに笑ったの、本当に久しぶりだったから


いつもより時間の流れが早い気がする

いつの間にか、もう放課後になってて

今日は家に帰っても誰もいないから

少し放課後、寄り道したいな


カフェに行きたい。


バイトもできればいいんだけどね…

私には無関心なくせして

私のお母さんが大好きだった叔母は

「あんたに何かあったらお姉ちゃんに天国で顔を合わせられない」

って言われた。

大事にされてるのか、されてないのか

微妙な感じ

学校から出てのこのこ歩いている


お洋服も買いたいな


私はとりあえず近くにあったカフェに入った


カフェラテを頼んで、席に着く

しばらくするとカフェラテが運ばれてきた


見た目に合わず、ちょっと苦い

そんなところが好き


しばらくすると、カフェのドアが開いて少し店がざわざわした

同じ学校の人が入ってきたんだ

数名の男子

私は思わずその方向に目を向けてしまった

『…あれ、ころんくん?』

少しあの男子の中では背が低い

青髪の少年

私の目線に気がついたのか、あっちにも気づかれた

こ「あれ?古川さんだ」

やっぱりころんくんだった

『朝ぶりだね』

ころんくんがこっちに来て、

こ「1人なの?」

と聞いてきた

『うん。今日は家に帰っても人がいないから、自由なの』

こ「1人?」

『…出かけてて』

事情を話すのはめんどくさい

そもそも、まだころんくんには言わなくてもいい事情

こ「女の子一人で大丈夫なの?」

『?うん。のんびりしてるし』

こ「えー。なんか女の子一人って心配なんだけど。」

『大丈夫だよ。心配しないで?それより、後ろの人達は…』

と目を向けると、これまた朝に会った人がいた

『あ、なーくん先輩だ』

無意識にそう言ってしまった

「なーくん先輩!?」

当の本人は少しびっくりしてる

こ「なーくん先輩って新鮮だよね」

ころんくんは笑ってるし

な「えっと、苺谷ななです。ころんの兄!」

『よろしくお願いします』

いつの間にか私が座っていた席にころんくんとなーくん先輩と知らない男の人が座っていた

こ「るぅとくんも自己紹介しなよ」

「あ、えっと、苺谷るうです。苺谷兄弟の末っ子です。よろしくお願いします」

どうやら、ころんくん家は6人兄弟なんだそうで

ちょっぴり楽しそうだなって

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作者名:しろ | 作成日時:2018年8月29日 22時

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