積もる不安 ページ10
せいら様が湯浴みに行かれて
ツバキさんから指示を貰ったので
その指示通りに動いています。
ベッドを見ると
ぬいぐるみがありました。
これは花様のですかね？？
クマのぬいぐるみ…。可愛いですね♪
花様には負けますが(笑)
そういえばせいら様のお部屋に
越させて頂いたのは初めてなので、
お部屋にどんなものが置いてあるのかとか
よく知りません。
机の上には色んな本が置いてあります。
小説、マンガ……
せいら様は本がお好きなようです。
小説は恋愛モノが多いです。
恋愛モノはとてもいいですよね。
王族と使用人の恋などなど
禁断の恋となるような関係の小説ばかりです。
私も好きですけど(笑)
視線を横に移すと、棚がありました。
そこには幼い子供が遊ぶようなオモチャが。
せいら様はこのオモチャで遊んでらしたのでしょうね。
そう考えると何だか、愛おしく感じてきました(笑)
それにしても、せいら様のお部屋は
広くて綺麗なお部屋ですね。
壁紙はオレンジ、カーテンの色は肌色。
いいなぁ。私もこんな部屋に住みたかったなぁ(笑)
なんていうのは置いといて(笑)
ベッドの周りや枕など
せいら様に
深くお眠りになることができることを確認し
お部屋を退室しました。
そして浴室にいると思われるツバキさんの所に向かいました。
「ツバキさん、ベッドの整頓が終わりました」
「そうですか。あとは私に任せて、もう休んでください」
「かしこまりました。」
私は使用人部屋に行きました。
またまた気のせいですかね？
ツバキさんの表情が強ばっていた気がします。
気のせいですよね？？
……明日、ツバキさんに
聞いてみましょうかね。
…いや、やっぱりやめておきます。
ツバキさんが怖くて話しかけられないです(笑)
ユヅキさんに話してみましょうか。
絶対そちらのほうがいいですよね(笑)
はい、そうします。
っということで失礼ながら
お先に休ませていただきます。
おやすみなさいませ
せいら様、花様。
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作者名：さくや＠執事・メイド | 作成日時：2018年9月26日 10時
