私のご主人様は、二人のお嬢様【女メイド主】 (ページ7)

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気のせい？ページ7

夕食になるまで私は
使用人部屋でメイドのお仕事をしておりました
すると、ツバキさんが来ました

「ヒメノさん」

「はい、なんでしょうか？」

「花様とどのようなお話をしていたのですか？」

「え、えーと、私の話をさせていただいておりました」

なぜツバキさんはそんなことを
聞くのでしょうか
何か、悪いことでもしたのでしょうか？？

「そうですか。花様に夢中になるのも良いですが、きちんとメイドとしての役目を果たしてくださいね」

「は、はい。」

気のせいでしょうか。
ツバキさんが怒っている気がします。
…やっぱり私が何かしたようです。
ツバキさん、言ってくれれば直しますのに。

そう言って私の横を通り過ぎるツバキさん。
口元を見ると、何かを言っていたような……
まぁいいや。私はメイドです。
メイドとしての役目を果たさなければ。

あっ、前からユヅキさんが来ました。

「ヒメノさん、どう？せいら様の専属メイドになった感想は」

「え、あ、はい。そうですね。せいら様のことをもっと知りたくなりましたね」

「…ふふ、そう。じゃあ、これからもお傍でお仕えしてくださいね」

「はい、ユヅキさん」

ユヅキさん…何だか怖いです。
私を気に入ってくださるのは嬉しいですが
なんか、なんでしょう、怖いです(笑)

おっと、夕食の時間が近づいてきましたね
せいら様をお呼びしにいかなくては。

私はせいら様のお部屋に来ました。
そして部屋のドアをノックしました。

「せいら様、ヒメノでございます。」

「あっ！ヒメノお姉ちゃん！入っていいよ♪」

この声は花様！！
いやぁ、嬉しいですね(笑)
でも、せいら様は大丈夫でしょうか。

「ありがとうございます、失礼致します」

私はお部屋に入りました。

「夕食のお時間です♪花様♪」

「ほんと！？やったぁ！！」

あ〜可愛らしいです♡

「せいら様はいかがされます？」

「せいらお姉ちゃんは、今は要らないってさ」

「そうですか。ではリビングに参りましょうか、花様♪」

「うん！」

あー本当に可愛らしい方です……
私、今死んでも悔いはないです(笑)

私と花様はリビングに向かいました。
夕食を召し上がって頂くためです。
夕食を運び、使用人が食事を取る部屋に行き
着席して私も夕食を食べ始めました。

のちほど、花様とお話しましょうかね。