十人 ページ10
『....』
あまりの衝撃に下を向いていると
薬研が申し訳なさそうに声を出した
「すまねぇな、倶利伽羅の旦那
ここはちと特殊なんだ
...嫌かもしれんが単独行動は控えてくれ
俺でも、後藤でも、よんでくれや」
『後藤？』
「あー、そうか
粟田口のやつらと対面しとくか！」
手を引っ張って率先して行く
ついたのは、粟田口、とプレートのかけられた
ふすまの前だった
「おーい、入るぞ」
容赦なく襖をあけると
そこには薬研ぐらいの身長か、それよりも小さいくらいの子供がたくさんいた
「わあ！大倶利伽羅さん！」
「よろしくお願いします！」
わらわらと子供が集まりはじめ
挨拶と自己紹介を始める
ピンクの髪が秋田
キノコヘヤーが平野
平野ににてるのが前田
女みたいなのが乱
真っ白なのが五虎退
周りよりもちょっと背が高いやつが骨喰
「兄弟は...今少し出ている」
「あー兄弟ってのは鯰尾兄さんのことな」
「...兄弟は、大倶利伽羅さんのことをよく見ていた
危害は加えないと思うが、あまり刺激しないでくれ..」
骨喰が申し訳なさそうに俺に言った
その鯰尾ってやつも筋金入りかよ...
『..わかった、気を配っておく』
そう言うと骨喰は、ありがとうと笑った
..うーん、むず痒いな...まあ感謝されるのは嫌いじゃないが..
『...しかし、その
なんというかみんな子供なんだな..』
「一兄がいないからね..大倶利伽羅さんのところは、僕たち、いた...？」
乱が少し上目使いで聞いてくる
いたって言われても...
『...見たことはなかったな、もしかしたら似たようなやつはいたのかもしれんが..』
「そ、そうなんですね...それは、あれですよね、大倶利伽羅さんみたいな..ってことですよね」
前田がおずおずと聞いてくる
え？何？？みんなボッチだったかって？？？？
てかなんで俺がボッチなことしってんの
うるせぇボッチだったよ！！！！
『あー..わからん..俺はずっと一人だったから
外様子はわからなかった』
そう言うと、骨喰は下を向いた
「...一人は、怖くなかったのか？」
薬研が聞いた
.
.
『怖くなんかなかった、別れるときの悲しみに比べたら、それくらいなんでもない』
これは本音だ、俺の体験談だから
別に人が死んだ訳じゃない
話すとちょっと長くなるから今は割愛する
「大倶利伽羅さん！」
そういって、秋田が抱きついた
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ぺるあ - 鯰尾って一人称俺だった気が……(この作品めちゃしゅきです) (2019年8月18日 17時) (
レス) id: 6658fbc910 (このIDを非表示/違反報告)
カナリア - 七氏さん» 申し訳ありません！！私の設定ミスでした！！ご指摘ありがとうございます！！ (2018年10月29日 16時) (レス) id: 8447326019 (このIDを非表示/違反報告)
七氏 - 最初の部隊構成がおかしいですよ。燭台切がいるのに部隊のなかにはいません。７人パーティーでしょうか？ (2018年10月24日 7時) (レス) id: e6a05ea0e6 (このIDを非表示/違反報告)
影(プロフ) - みっちゃぁぁぁぁぁあんナイスタイミング( ´∀｀ )b (2018年10月7日 23時) (レス) id: 026253e74c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナリア | 作成日時：2018年10月1日 12時
