一人 ページ1
………
「いってぇ……」
何かに挟まれている腕をずるりと抜く
気色悪い感覚に一気に意識が覚醒し
飛び起きる
「ああ！？
…な、なんだ、これ」
腕を適当に払い
よごれを取る
「…？服が」
服だけじゃない、髪も、背丈も変わっている
そして強烈な違和感を感じ取った
即座に右手を下半身の"ある部分"を掴む
「うそだろ…」
頭が真っ白になる
ぼーっとしているとガサガサっと音がした
動物か？と思い音がした草むらを見る
そこから出てきたのは、あまりにも現実離れしたものだった
何だろうと思い、てを少し出した
でもそいついつの間にか動いて
いつの間にか俺は切られていた
糸がきれたように、体のいたるところが痛み出す
それは数秒で激痛となった
「いってぇ……！」
思わず膝を地面につき、息を吐く
痛みで涙が出て呼吸が苦しい
また、何処かを切られた
警告が頭に鳴り響く
危険だ、逃げろ、と
痛みを気にしないように泣きながら逃げた
「は、は」
必死だからか、恐怖からか、疲れは気にならなかった
ここは山だったのだろうか
ひどく険しい崖の下に綺麗な川が見えた
「……は」
川に気を取られたからか、脇腹を刀の峰で叩かれ自分の体は宙に放り出された
いわゆる、崖から落ちたわけだ
「あああああああ！！！！！！」
むかし、高いところから飛び降りる自分殺しを聞いたことがある
着地するまでに意識を失うらしいが、あの一歩を踏み出す勇気がある人は凄いと思っていた
"死ぬ"
俺はついさっき死んだ
死んだはずだ
でも、地面に近づく時間が長く感じる
死への時間が近づいていく
「いやだぁあああ！！！死にたくない！！！」
自分でも思った以上の声が出る
「ヒェッ………」
涙がたくさん出る
怖くて目を瞑った
開けたくない
死にたく、ないんだ
「からちゃん！！！！！！」
誰かの声が聞こえたのを最後に、意識を落とした
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ぺるあ - 鯰尾って一人称俺だった気が……(この作品めちゃしゅきです) (2019年8月18日 17時) (
レス) id: 6658fbc910 (このIDを非表示/違反報告)
カナリア - 七氏さん» 申し訳ありません！！私の設定ミスでした！！ご指摘ありがとうございます！！ (2018年10月29日 16時) (レス) id: 8447326019 (このIDを非表示/違反報告)
七氏 - 最初の部隊構成がおかしいですよ。燭台切がいるのに部隊のなかにはいません。７人パーティーでしょうか？ (2018年10月24日 7時) (レス) id: e6a05ea0e6 (このIDを非表示/違反報告)
影(プロフ) - みっちゃぁぁぁぁぁあんナイスタイミング( ´∀｀ )b (2018年10月7日 23時) (レス) id: 026253e74c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナリア | 作成日時：2018年10月1日 12時
