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『まぁ所詮夢は夢だし、あんまり気にしない事にするよ』
「そうか」
鶴丸くんはそれ以上何を言う訳でもなく私の隣で壁に背を預けると、唐突にため息をついた。
どうしたの、と目線を向ければ「いや、なんでもない」と明らかに何かある笑顔を向けられる。
「碓氷、一つだけ聞いてもいいか」
『なに？』
「好きな色は？」
『……え、突然すぎる』
でも私は優しいから答えてあげようじゃないか。……好きな色。好きな色は、
『白と、青』
何故かわからないけど私はそう答えていた。
特にこれと言って好きな色がある訳でもないのに口は勝手に動いて、声はいつもの調子で喉から出てくる。
鶴丸くんはこの答えを聞いて目を伏せた。
「＿＿変わらないな、君は」
『……粟田口くん、今の褒められてるのかな？』
「私も何の事だか分かりませんが、恐らくは褒められているかと」
一期くんに耳打ちして尋ねれば彼は頷く。鶴丸くんは「俺が変なこと言ったみたいじゃないか」と楽しげに笑った。
そういえば時間……うわ、あと1分で授業始まるじゃん。
鶴丸くんと一期くんに手を振って別れれば、彼等も後でなと言ってくれた。
.
「……で、鶴丸殿。先程の質問の真意は何ですか？」
「……前に雨水藤四郎に好きな色を聞いたことがあったんだ。その時に、白と青と言われた」
「！」
「無意識だが、碓氷Aの中には彼女が残っている」
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凛音 - 本当に面白いです！続きがめっちゃ気になります！頑張ってください！ (11月9日 17時) (
レス) @page18 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
akithin.(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！ (2020年7月16日 12時) (レス) id: e324714dd9 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - 続きがとても楽しみです…！続編も楽しませて貰ってます。体調にお気をつけて頑張って下さい笑 (2019年5月18日 6時) (レス) id: 49a37f0b62 (このIDを非表示/違反報告)
-naki-(プロフ) - 白い桜餅さん» うぇぇぇい、ありがとうございます！！！ (2019年2月21日 13時) (レス) id: 51c4e75278 (このIDを非表示/違反報告)
白い桜餅(プロフ) - やったぁぁぁぁぁ…！！！続編！！これからも楽しみに待ってます。 (2019年2月16日 7時) (レス) id: 52406edb1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：-naki-
| 作成日時：2019年2月15日 22時
