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「と言うか鶴丸。牛乳の金は俺が碓氷に奢るはずだった分の料金なんだが」
「そうだったのか。それは悪い事をしたな」
「いや別に気にしてないから大丈夫だ。
それより碓氷、レモンティーで合ってるか？」
『え、あ、そうだけど……でもいいよ。お金勿体ないし、』
と続ける私の言葉を無視して古備前くんは再びお金を入れると、私が飲みたかったレモンティーのボタンを押して出てきたパックを手の上に置き、
「奢ると約束したからな」
なんて一言。
『………うわ、古備前くんイケメンかよ。鶴丸くんも今すぐ見習って』
「はは、ありがとう」
「おい待て、何故名指しで俺なんだ」
『だって鶴丸くん、いつも意地悪しかして来ないじゃん』
「心外だなぁ、碓氷。これは一種のスキンシップと言うやつで、友達と馴れ合うのは当たり前のことじゃないか」
そんなスキンシップなら滅べばいいと素直に思ったが言わないでおいた。
私は古備前くんにレモンティーのお礼を言ってからストローを指し、待ちわびていた甘さを体内に摂取する。
鶴丸くんはいつの間にか飲み終わっていた牛乳パックを綺麗に畳んで、自販機の横にあるゴミ箱に入れると「そろそろ戻るか」と自身の腕時計に目を落とした。
ちなみに、その腕時計は彼の父が経営するデザイン会社と腕時計の会社の限定コラボ商品らしく、値段は6桁を容易に越すらしい。
流石お金持ちである。
高級品を日頃から身につける余裕なんて私には一生来ない。
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凛音 - 本当に面白いです！続きがめっちゃ気になります！頑張ってください！ (11月9日 17時) (
レス) @page18 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
akithin.(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！ (2020年7月16日 12時) (レス) id: e324714dd9 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - 続きがとても楽しみです…！続編も楽しませて貰ってます。体調にお気をつけて頑張って下さい笑 (2019年5月18日 6時) (レス) id: 49a37f0b62 (このIDを非表示/違反報告)
-naki-(プロフ) - 白い桜餅さん» うぇぇぇい、ありがとうございます！！！ (2019年2月21日 13時) (レス) id: 51c4e75278 (このIDを非表示/違反報告)
白い桜餅(プロフ) - やったぁぁぁぁぁ…！！！続編！！これからも楽しみに待ってます。 (2019年2月16日 7時) (レス) id: 52406edb1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：-naki-
| 作成日時：2019年2月15日 22時
