第１４８話 オアシス ページ3
子供「お姉ちゃん･･･、血･･･！」
抱っこしている子が、心配そうに私の頭から流れる血を心配する。
貴「･･･だいじょーぶっ、お姉ちゃん強いから！」
最大級の笑顔を作って、男の子を安心させようとする。
気負って欲しくない、そんな思いで。
貴「それより、私にしっかり捕まっててね〜、安全なところまで送ってあげるから」
後ろを追いかけてくる脳無を横目で睨みつけて、跳ねるようにその場をかける。
時々くる脳無の攻撃を寸前のところで避け続ける。
ドォン！！
貴「っ！うぁあっ･･･！？」
さっきまでの勢いとは比べ物にならないぐらいのスピードで突っ込んできた脳無。
私は何とかかわすことに成功した。
ただ･･･。
貴「っ･･･冷たっ･･･」
左半身に何かがかかった。
その正体は･･･水。
どうやら、消防で使われているであろう採水器がさっきの攻撃で壊れたらしい。
次々と吹き出てくる水。
まるで、砂漠でオアシスを見つけた気分だ。
これさえあれば、守りきれる･･･！！
貴「･･･ふっ･･･！！」
片手で水を操り、水の斬撃を繰り出す。
その攻撃は脳無の体に当たり、皮膚を裂いた。
脳無「グァァァ！！」
貴「切れたっ･･･！！」
この脳無、打撃には強いけど斬撃には弱い･･･！！
私は、多くの水を操り水の斬撃の大群を作り放つ。
脳無「ぅうううう」
かなりのダメージを負ったようで、脳無はガクンと膝を折る。
ようやく･･･倒せた･･･！
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青谷地 桜華(プロフ) - 心さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです･･･！不定期ではありますが更新頑張ります！(p`･ω･´q) (2020年1月27日 0時) (
レス) id: cdb735f519 (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2020年1月26日 15時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青谷地 桜華 | 作成日時：2020年1月15日 21時
