第１５７話 粛清対象 ページ12
？？「伏せろ！！」
緑谷「？」
とある老人が、急に大声を出した。
その視線の先には、羽の生えた脳無の姿。
「
私たちの方へ向かって猛進してくる脳無。
この軌道線は･･･ヤバい！！
貴「兄さんっ･･･！！」
ドンッ･･･！！
疾風「いっ･･･。っ──Aっ･･･！！？」
兄さんを思いっきり突き飛ばす。
その次の瞬間。
私の体は、緑谷と共に宙を浮いた。
飯田「緑谷くん！！」
緑谷「え、ちょ･･･」
貴「い゛っ･･･！」
肩から脇の下にかけてをひづめで掴まれているせいか、背中の傷がグリグリと刺激され、とても痛い。
貴「くっそ･･･！！」
緑谷「わぁぁぁあ！！」
せめてっ･･･緑谷だけでも･･･！！
そう思いながらもがいていると、急に脳無の動きが止まった。
フワッとした内蔵が浮くような感じとともに地面へと急降下する。
やば、落ちる･･･！！！
??「偽物がはびこるこの社会も、いたずらに“力”を振りまく犯罪者も」
その言葉が聞こえた瞬間、誰かの腕が私のお腹に回された。
そして、ゆっくりと地面に下ろされる。
顔を上げ、私と緑谷を助けてくれたその人を見ると･･･。
ｽﾃｲﾝ「粛清対象だ･･･ハァ･･･ハァ･･･」
さっきまで縛られていたはずの──ヒーロー殺しだった。
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青谷地 桜華(プロフ) - 心さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです･･･！不定期ではありますが更新頑張ります！(p`･ω･´q) (2020年1月27日 0時) (
レス) id: cdb735f519 (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2020年1月26日 15時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青谷地 桜華 | 作成日時：2020年1月15日 21時
