第１５６話 お縄についたヒーロー殺し ページ11
轟、飯田、緑谷が立ち尽くしており、それをプロヒーローらしき人数名が当たりを取り囲んでいた。
「エンデヴァーさんから応援要請承った･･･んだが」
「子供･･･！？」
「酷い怪我だ、救急車呼べ！」
そんなことを言っているなか、私は驚きの事実を目の当たりにする。
「おい、こいつ･･･ヒーロー殺し！！？」
そう、ヒーロー殺しがお縄についていたのだ。
ホワイトディガーさんと兄さんを苦しめた、あのヒーロー殺しが･･･。
縄に縛られて、気絶している──。
疾風「居たっ･･･！Aっ･･･！」
貴「！兄さん･･･！なんで･･･！？」
ヒーロー殺しがお縄についている事実に唖然としていると、遠くから兄さんがパタパタと走ってくる姿が見えてくる。
疾風「はぁ･･･はぁ･･･いや、なんでって･･･警察の人に、ヒーローはここの住所に行くようにって･･･」
貴「････いや、そうだろうけどね･･･」
ヒーローはヒーローでも、“動ける”ヒーローが欲しかったんだけど･･･。
しかも、もう用事は終わっちゃってるし。
疾風「それに、背中を怪我してる子がそう言ってたって聞いたから、Aに何かあったんじゃないかと思って」
こんなことのために走ってきたの？
私なのかも分からないのに？
傷、痛むだろうに･･･。
ほんっと･･･バカ･･･。
貴「･･･ありがとね、兄さん」
呆れるほど優しい兄さんに、お礼を言った。
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青谷地 桜華(プロフ) - 心さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです･･･！不定期ではありますが更新頑張ります！(p`･ω･´q) (2020年1月27日 0時) (
レス) id: cdb735f519 (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2020年1月26日 15時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青谷地 桜華 | 作成日時：2020年1月15日 21時
