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___好きだよ、A
___好き
「A。おーい、A?」
「あっ......ごめんね、ぼうってしてた。どうしたの?」
角名と治の言葉が頭の中を掻き乱していて、気づくと授業が終わり昼休みの時間へとなっていた。
体育が終わってからと言うものの、それからの授業は全くと言っていいほど集中できていなかった。
「呼び出しや。廊下で、待っとんで」
クラスの女子にそう言われ廊下に目をやるが、誰も待っているような人はいなかった。
もしかすると、見えないところで待っているのかもしれない。そう思い、呼んでくれた女子に一言お礼を言って、廊下に向かった。
今思えば、誰が待っているのかを聞いておけば後悔することは無かったのかもしれない。
それか、授業終わりからそのまま寝ている角名と治を起こして、呼び出されたことを伝えて行けばまだ良かったのかもしれない。
まさか、”彼奴” が待っていたとはこれっぽちも思いはしなかったのだ。
廊下を出て辺りを見渡すと、壁に寄りかかり笑みを浮かべてAを見る彼氏がいた。
「な、んで......あんたが...」
「何でって......ゆっくり、話そうと思って」
一気に全身を覆う恐怖から逃げたくて、教室に戻ろうとした。だが、手首を掴まれ阻止される。
角名達のように身長は高くもなく、力もあまりないように見えるが、”男”っという事に変わりはないのだ。
「朝みたいに、逃がさないよ。さっ、行こうか」
強く腕を引かれ、逃げることも出来ず容易に連れていかれる。
治まっていた頭痛と吐き気がこみ上がってきて、具合が一気に悪くなっていくのが分かった。
___ 治、倫太郎…助けて…っ…
その想いが、言葉として彼等に届くことは無かった。
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沢山のお気に入りと評価。
そして、順位。
読んでくださった方々に、本当に感謝でいっぱいです。凄く嬉しいです、ありがとうございます。
ここで皆様に、質問です。
私、小説の話1話を書くのに凄く時間がかかってしまうんです。読んでくださっている方々で、小説を書いている方がいましたら、1話にどれだけ時間がかかってるのか、コメント欄で良ければ教えてください!
あと、推しも教えてくださったら嬉しいです…!
ここでお知らせで、あと2作品。HQと鬼滅の作品を投稿する予定です。
こういう話が読みたいというのがありましたら、ぜひ教えて下さると嬉しいです!
引き続き、宜しくお願い致します!
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ソラ(プロフ) - ami☆さん» 読んでくれてありがとぉぉ!! サイレースとパキシルね!話の途中でぶち込むね!丹精込めて書いてきます!! (2020年3月31日 23時) (レス) id: 4de741d4e7 (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - ソラさん» リクエストします! サイレースとパキシルをモチーフにしたお話を読みたいです…!(ざっくりしててごめんね) お願いします! (2020年3月31日 17時) (レス) id: 8fb5979ada (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - ソラさん» 凄く面白かったぁ! 頑張ってね! (2020年3月31日 17時) (レス) id: 8fb5979ada (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - ami☆さん» amiちゃん!呼んでくれてありがと!ひょっと、思いついてね!亀更新だけど、がんばります! (2020年3月30日 12時) (レス) id: ab9ea58111 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - まーまーさん!読んでくださって、ありがとうございます!文字数を中々少なく出来なくて.......がんばって、少なくしてみます!アドバイス、ありがとうございます! (2020年3月30日 12時) (レス) id: ab9ea58111 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ソラ | 作者ホームページ:https://twitter.com/A5LKSPZiLYiWd6N?s=09
作成日時:2020年3月27日 18時