二十二話 ページ2
貴方side
勇「＿＿A！」
貴「……んぅ？」
なんで勇次郎がいるんだろ……。
いつも私が起こさないと起きないのに……。
勇「んぅ？じゃないよ！あと30分で学校のチャイム鳴るよ！」
貴「……どういうこと？」
勇「だーかーらー！Aは寝坊してんの！あと30分で教室行かないといけないの！」
貴「……ほんとに？」
勇「僕がこんな冗談言うために朝からAの部屋まで来ると思う？時計見てみなよ」
そう言って差し出された時計が示している時刻は8時。
学校には8時30分までに登校しなくちゃいけない。
貴「……あぁーーーーーー！え、ヤバい、間に合わない！ねぇどうしよう勇次郎！」
勇「騒いでも仕方ないから早く準備する！」
貴「……待っててくれる？」
勇次郎に置いてかれたら私一人が遅刻だもん。
そんなの嫌じゃん？
勇「じゃあ20分まで待ってあげるから、早く支度しなよ」
貴「ありがとっ！勇次郎大好き！」
勇「はいはい、早くしてね」
なによ、つれないなぁ。
でも私は知ってる。
勇次郎は今、ぜったい心の中で照れてるって事！
伊達に幼馴染やってないもんね。
まぁ顔が赤いってのもあるんだけど。
ただ、最近思うことがある。
付き合ったはいいものの、よくよく考えたら私達芸能界にいる訳だから、隠さないといけない。
まぁこれは分かるんだけど、もうひとつ。
ズバリ！
付き合う前と今、なんも変わってなくない？
そりゃまぁお互い一応売れっ子で多忙だから会う時間が短かったりとかするけど。
するけども。
これはあまりにも変わらなさすぎではないかと思うの。
……ちょっと、不安になるよね。
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髪様 - 眠りながら終わるってめっちゃ綺麗 (2020年4月28日 23時) (
レス) id: a311e75dfe (このIDを非表示/違反報告)
カノン♪ - 続編！来ましたね！楽しみにしてました！これからファイトです！ (2018年8月2日 10時) (レス) id: 68b3d0d765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月紀乃 | 作成日時：2018年7月30日 18時
