いつかのクサズとの話 ページ44
『ねぇもう一回いい？』
「もちろん(笑)ヌナ踊れてるから自信持って」
『ホソガの隣で踊るとだめだな。もっとこう…』
「あぁ、そっちの方がいいね」
「…ねぇ、ヌナ。それ言うと僕どうなるの？」
『ナムジュナは上手になったよ』
「笑ってるじゃん」
『ねぇ、ホソガ？』
「なったよ、ナムジュナ！ダンス上手！」
『とってもいい感じ！』
「2人ともなんかカタコトなんだけど(笑)」
いつだったか。
ホソクのソロ曲Chicken Noodle Soupを踊りたいと言ったAの為に、
練習室でダンスを踊る2人。
と、それを撮影するのに呼ばれたナムジュン。
スッピンに練習着で3人ともラフに。
でも踊りには妥協せず、真剣に。
どこかに公開する訳でもないのだが、
「これARMY達が見たら喜ぶよ」
2人が一曲踊り終えた時、ナムジュンがそう言った。
『いいのいいの。これは3人だけの秘密ね〜』
汗をタオルで拭いながらAが答えた。
「ヌナのダンス、俺やっぱり好きだな」
『ホソガに言われると嬉しい』
2人がハグし合う。
水を飲みながら、そんな2人をじーっと見つめる拗ねナムジュン。
Aはそれに気がついて、ナムジュンを抱きしめる。
ナムジュンは嬉しそうにAの腕を引いて、
鏡にもたれながら座る自分の膝の上に乗せた。
『次はナムジュナも一緒に踊ろうよ』
「やだ」
Aの髪を触りながら即答するナムジュン。
「答えんの早っ」
ホソクが笑う。
『なんでよぉ』
体を捻りナムジュンの頬を掴もうとするA。
ナムジュンは、腰のあたりをぎゅっと抱きしめてそれを阻止する。
「足、ケガしてるから」
意味ありげな顔で足を叩いてそう答えたナムジュンに、2人は大笑いする。
ホソクは2人の隣に腰かけて、床を叩いて笑う。
『すっごい嘘つくねぇ』
「ケガしてる足にヌナ乗せてるの？」
「あぁ。そうか。こっちじゃないから」
Aはナムジュンに体を預けるようにして笑い、胸のあたりをバンバンたたいている。
『あー、面白い。ホソクとナムジュナといると癒されるね』
笑いすぎて、目に浮かんだ涙を拭いながらAがそういうと、2人とも溢れんばかりににっこり笑った。
「僕はこうしてると何より落ち着くよ」
そう言ってナムジュンが、Aをまたぎゅっと後ろから抱きしめて背中に顔を寄せた。
「あー、チンチャ。ほんとナムジュナはピョンテだわ。そこ代わって」
ホソクが真顔でそう言うから、また3人は大笑いした。
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らん(プロフ) - 桃さん» 桃様、温かいコメントをありがとうございました。そんな風に楽しみにしていてくださる方がいてくださったことが本当に嬉しいです。優しいお言葉ありがとうございました！また50話まではお話を追加しようかな？と思ったりしているので、また見ていただけたら嬉しいです。 (2021年10月7日 14時) (
レス) id: 7b16d9cf4f (このIDを非表示/違反報告)
桃(プロフ) - 完結までお疲れ様でした！本当に大好きな作品でどうなるかと毎回更新を楽しみにしていました。コンサートのサプライズあたりから、ずっと幸せな時間だなと嬉しく読んでました。ジンくんファンなのでめちゃくちゃ幸せな気持ちで終われました！ありがとうございました！ (2021年10月6日 23時) (レス) @page36 id: 5e880d0a3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭 | 作成日時：2021年9月25日 19時
