その後の後のお話4 ページ40
『みんな今日はほんとにありがとうー！疲れたよね？私たちも楽しかったんだけど、疲れちゃって(笑)』
「お腹もすいたし帰ってきた」
テーブルの上のチャパグリを早くも食べながらジンがそう言った。
「帰ってきたって…」
口をパカっと開け、信じられないという表情でジンを見つめるユンギ。
『1日ずらして明日？…もう今日になるのか。今日の夜に出ることにしたの』
「それでいいの？！」
『いいの。ね？ジナ』
「んー。渡し忘れてたのもあったし」
「渡し忘れ？」
ジンの隣に腰掛けて、同じようにラーメンに手を伸ばすAの周りにみんなが集まった。
ジンが立ち上がり、バックからごそごそと何かを取り出した。
『あー！やっぱりラーメン美味しいね。ぐうが作ってくれたの？美味しい』
キラキラ輝くウェディングドレスを着て、世界からの感嘆の声を浴びていたAとはかけ離れた姿がそこにはあった。
けれどジョングクもジミンもそんなヌナが好きで、メンバー全員がそうだった。
「これ」
ジンがメンバーにそれぞれ封筒を手渡した。
「なにこれ？」
それぞれが封筒を開けて中身を取り出す。
「航空券？」
ぽかんとした顔のジミンがジンを見上げた。
「みんなで行こうよ」
今度はズルズルとチャパグリを口に入れながらジンが行った。
『モルディブ〜♪』
Aが嬉しそうに体をリズムに乗せて動かした。
「…モルディブって…ハネムーンの行き先でしょ？みんなでって…」
ホソクが困惑した。
「チンチャ！！？やったー！！！嬉しい！」
立ち上がって喜んだのはクオズだった。
「嘘だろ？2人だけで行ってこいよ」
ユンギが呆れたように2人を交互に見つめて、手の中のチケットも見つめた。
『だってみんなと一緒のこんな長いお休みって、もう来年まで絶対ないでしょ？』
「Aのお願いだからさ」
「ヒョンはほんとヌナに甘すぎ」
『なんでー！ユンギは一緒に旅行がいやなの？』
「嫌とかじゃなくて、普通はハネムーンて新婚の夫婦が2人で…」
『普通じゃなくていいの。私たち、夫婦になったけどずっと8人で1つなの。寂しくならないように、沢山一緒にいさせてよぉー！』
ユンギの肩を掴んでぐらぐら体を揺らしている。
ユンギは嫌そうな顔をしながらも口元は微笑んでいる。
「ユンギヒョンもヌナに甘いのはジンヒョンに負けないよ」
ナムジュンが可笑しそうに笑った。
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らん(プロフ) - 桃さん» 桃様、温かいコメントをありがとうございました。そんな風に楽しみにしていてくださる方がいてくださったことが本当に嬉しいです。優しいお言葉ありがとうございました！また50話まではお話を追加しようかな？と思ったりしているので、また見ていただけたら嬉しいです。 (2021年10月7日 14時) (
レス) id: 7b16d9cf4f (このIDを非表示/違反報告)
桃(プロフ) - 完結までお疲れ様でした！本当に大好きな作品でどうなるかと毎回更新を楽しみにしていました。コンサートのサプライズあたりから、ずっと幸せな時間だなと嬉しく読んでました。ジンくんファンなのでめちゃくちゃ幸せな気持ちで終われました！ありがとうございました！ (2021年10月6日 23時) (レス) @page36 id: 5e880d0a3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭 | 作成日時：2021年9月25日 19時
