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そういえばこんなにイチャイチャしてるけど
てつやくん帰ってくるんじゃ…?


とも「てつやくん帰ってくる?」

「なんか乗り過ごしたかなんかで明日だって」

とも「撮影は?」

「お昼からだよ。だらだらできるね」


やった、
なんて思う俺はふしだらなんかな…


「もう寝る?」

とも「…まゆの部屋でもいいの?」

「…どうぞ。みんなが来る前に起きるなら…」

とも「起きる!」


顔赤くしてんのかわいい

まゆの部屋は東海ハウスの中にあるのに
別世界くらいシンプルでキレイ


「あんまりじろじろ見んでよ」

とも「ごめん、初めてだったから」

「大したもの無いから良いけど…」


机の周りには編集の本だったり
企画で使ったであろう専門書だったり
料理の本だったり…
想像以上に努力の人だ…


「…もう良くない?寝よ?」

とも「あ、ごめん」


ってまゆがすでに腰掛けてるベッドに腰掛ける


「…次いつ会える…?」

とも「ツアー半分の時に空くかな?」

「そっか」

とも「名古屋公演かな?来てよ」

「え?いいの?」

とも「まゆのご両親も誘ったし」

「そうなの?笑」

とも「うん。お父さんベースやってたって聞いたし、
ライブ見るのが手っ取り早いかな?って
俺のこと知ってもらうの」

「お父さん、バンドの話したんだ。
じゃあ、3人で行くね」

とも「緊張するなあ」

「今更でしょ、今までどんだけやってんのよ」

とも「好きな人とその親が来てたら緊張するでしょ」

「まあ、そうか。ともの親の前で
動画撮ってるの見られたら恥ずかしいもんな…
東海の内容的にも」


それはちょっと違うと思うよ…


とも「…ねえ、まだ寝たくないんだけど」

「?朝も早かったし寝た方がいいよ
明日もみんなが来る前に起きなきゃだし」


全然通じないじゃん、この子


とも「…もう少しいちゃいちゃしませんか?
ってことなんだけど」

「…え、あ、ごめん
全然わかってなかった」


ってもう顔真っ赤なまゆ


「分かんないけど、手繋ぐ?」


って手を出してくる
まあ、繋ぐけど…


とも「…ねえ、膝の上座って」

「いや、それは重いから…」

とも「何言ってんの、」


って対面になるようにして膝の上に座らせた


「…近すぎません?」

とも「いいじゃん」

「…恥ず」


腰に手を回せばギュッと力も入る


とも「…好き」

「…わたしも」

とも「ねえ…わがまま聞いて」


なんて男らしくもない言葉しか出てこん

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作者名:さくま | 作成日時:2021年9月5日 13時

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