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沈黙を破ったのはともやんで
とも「まゆちゃん、こっち見て」
言われて目を合わせるとすごく真剣な顔したともやんがいて
とも「直接会ってから2.3ヶ月だけど会えったり電話したりすればするほど、この人のこと好きなんだなって。だから、もうお友達からとか嫌だから、付き合いませんか？」
まゆ「その件なんだけど、正直なこと言うね」
とも「言いづらいんでしょ？今日ずっと上の空だもん。いいよ、ゆっくり話してくれれば」
まゆ「まとまってないから長くなるかもだけど…」
とも「好きなだけどうぞ。何言われても大丈夫だから」
まゆ「ありがと…私の今の優先順位は、正直、恋愛より東海オンエアなの。まあ、恋愛したことないから選択肢にも今までなかったんだけど…」
とも「そっか」
まゆ「でも、ともやんと一緒にいるのはすごく楽しいの。東海くらい楽なの。そんな人はなかなか居なくて…
…で、予告を聞いて悩んだの。」
とも「…悩んでくれたんだ」
まゆ「うん。てつやはちゃらんぽらんだから、経験として付き合えば？とか軽く言うの。まあ、ちゃんとしたアドバイスは、東海のこと考えなくて個人として考えろとは言われるけど…でね、昨日、虫さんに言われたの。それが答えだったの…」
とも「…うん」
まゆ「ともやんの隣に自分じゃない女の子が居ることを考えてみなって。…で考えたら、すごく嫌だったの。」
とも「お、おん」
まゆ「今日の車に行くよ、って率先してくれる背中とか、優しい声色とか、他の人にしてたら嫌だって。…だから、私もともやんのこと好きなんだなって」
とも「え」
まゆ「だから、付き合うとか分かんないし、遠距離だし、東海優先することもあるかもだけど…それを受け入れてもらえるなら…付き合いたいです…」
とも「…はあ…途中まで振られる展開だったじゃん！OKてこと？」
まゆ「…ともやんがよければ…」
とも「良いに決まってる。東海も優先していい。俺は東海なまゆちゃんも尊敬してる。よかったー。よろしくお願いします笑」
まゆ「はあ…緊張した笑」
とも「笑ってる方がいいよ。かわいい」
まゆ「急にそういうこと言うのやめてよ」
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作者名：さくま | 作成日時：2021年9月5日 13時
