125_ ページ25
お会計も済ましお店の前
ただでさえ店前まで連れ出すの大変だったのに
千葉は駄々こねる
にち「千葉行くよ」
千葉「えー」
こや「早よ歩け」
千葉「まゆちゃんは？」
「ここいるよー！」
こっちはこっちで少し寝たからかテンションが高い…
とも「前見て歩いて！」
「歩いてる！」
千葉「まゆちゃん！今度いつくる？」
って引っ付こうとするから、さっと間に入る
酔ってるからってそれは許されないよ千葉
「夏合宿じゃん？千葉は年2くらいでいい」
こや「めっちゃ断られてるじゃん笑」
にち「呼び捨てになってるし笑」
千葉「なんでー」
「なんか視線がねちゃねちゃしてるから嫌」
千葉「なにそれー」
こや「下心バレてんだよ」
とも「手出したら殴るからな？」
千葉「そんなんしないってー笑」
ってくねくね歩くからにっちに支えられながら歩いてる
まゆも結構ギリギリなんだよなあ…
って支えてたら抱きついてくる
嬉しいんだけど外でやらないで…
「ともー」
こや「ぐすぐすやん、こっちも」
「ともー好きだよ？」
とも「はいはい、ありがと」
「ねえ、冷たくない？なんでー」
とも「外だから」
みんなの前だし、外だしって素っ気なかったら
急にしゃがみ込み始める…
地べたに座らないだけいいけど、駄々こねないで…
子供をあやすように俺も向かいでしゃがんで話しかける
とも「ねえ、どした？」
「ともが冷たい」
とも「外だからだよ？歩いて」
「やだ」
とも「他の人の迷惑になるでしょ？」
「それはだめだね」
とも「今日どうしたの？…何かあった？」
「…無いけど…明日帰りたくなくなった」
とも「これから家行くのに？」
「もっと帰りたくなくなっちゃう」
とも「また岡崎行くよ」
「いつ？」
とも「まだ分かんないけど」
こや「そろそろ本当に退けな」
とも「行くよ？」
「はい」
こや「すんなり移動するんかい！」
「邪魔になるからね」
こや「どの口が言ってんねん！
絶対に動画流してやるからな」
「ははは」
って情緒不安定でちょっと心配…
「また飲もうね！」
こや「絶対やだ、はよ帰れ」
車に乗せたらすぐ寝落ちた
分かんないけど我慢させてんのかな？とか
不安になっちゃうよね…
家に着いてからは落ち着いたのか大人しい
水を渡したら
「…なんかやらかした気がする…」
とも「安心して、やらかしてるよ」
「まじか…」
って頭抱えてた
お酒はほどほどにしてよね
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 101人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくま | 作成日時：2021年9月16日 12時
