幸せにするね！

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デート前日

◆てつやside

今日はまゆと東京で仕事。
聞いてる話だと夕方には終わるらしい。

まゆ「てつや、早くしてよ。新幹線遅れちゃう」

てつ「間に合うって…ってまゆ、荷物それだけ？」

まゆ「は？仕事でしょ。そんなに必要なものないもん」

てつ「デートは？」

まゆ「Tシャツの替え持ってるって」

てつ「え、そのジーパンにTシャツで行こうとしてんの？」

まゆ「は？いいから！早くしてよ！」


まゆ…デートだよ？
いや、今日は仕事だけど…

デートした事ないとはいえ…
わし、育て方間違えたな

新幹線には間に合い、集合時間にも間に合った
事務所に相談が来ている仕事を受けるか、受けないか
方向性と併せて相談する打ち合わせ的な事だった。

がっつり打ち合わせも終わり、今は16時くらい。
連れていくしかない、
別にともやんと引っ付いて欲しいわけではない。
だけど、初めてのデートをジーパンとTシャツが
当たり前だと覚えさせてはいけない！！！
これはわしの勝手な使命感。


◆ まゆside

仕事終わった。今日は早めだったから
ホテルでのんびりしよう！

てつ「まゆ、買い物行こ」

まゆ「えー、ほんと買い物好きだね」

てつ「ちょっとついてきて」

っていつもてつやが行くお店へ連れて行かれた。
てつやと店員さんが話してる。
チラチラ私を見ながら話してるのは何？
って思ってたらてつやにレディースのコーナーに連れて行かれた

まゆ「企画で女装でもするの？」

てつ「は？明日デートでしょ！おしゃれ！」

まゆ「デートって言うけど遊びに行くだけだよ？」

てつ「だめ。選んであげる」

ああ、これは止められないやつだ…
店員さんと一緒に私のこと着せ替え人形にし始めた

まゆ「まだー？」

てつ「いいから任せて！」

そればっかり言ってる…

てつ「きめた！これとこれとこれで！」

紺のカジュアルすぎないシンプルなワンピースと
それに合わせたバッグと靴とかレジに持っていった

まゆ「ちょっと待って高すぎる、払えない」

てつ「いいの、これはまゆの初デート祝いで、
わしが買うから！」

まゆ「おいおい、まじか」

てつ「まじだよ」


って全部買ってくれた


まゆ「ありがと。」

てつ「よし、次行くよ」


え…もう疲れたって、こんな慣れない買い物ばっかりして…

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