糖度上昇ちゅー【名前変換オリジナル】 (ページ4)

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「...」

顔の整った...大学生かな

男の子が隣に住んでるなんて思わなかったな

柊「...！」

―――バタン！！

その子はすぐに扉を閉めて部屋の中に戻った。

そりゃあそうだ。

部屋から出たら男女が抱き合ってる場面だなんて

普通に考えたら地獄すぎる

多分あの子、最近引っ越してきたんだろなあ

悪いことしちゃった...

男「ねぇ、キスしていい？」

「...うん」

私はいつからこうなってしまったんだろう

心の中でいつも考えてる。

私は本気になればなるほど苦しい

苦いものは...嫌だ

だったら多少でも甘い思いをして生きていたいと

私の考えはいつも甘すぎる。

男「可愛いねー♡」

「...ありがとー」

名前も知らない人に抱かれて

その場限りの関係性になんて意味は無いのに

あぁ、まだ私は考えている。

―――ガチャ

今度こそ部屋に戻れた。

さっさとお風呂入って寝よう

「...」

部屋の棚に飾られてある名刺を未だに私は手に取る。

「...康一さん」