ほわいと闘病日記。

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小瀧side









ずっと不安そうな顔をしてるAを連れて病院に来た。




俺も不安でいっぱいやったけど、1番怖いのはAやから、俺は強気のフリして。









Aと俺は同い年で学校も一緒やけど、
中身はAの方が大人やし、いつもは俺が支えてもらってる。




そんなAが、こんなに弱って、、


この時は、いつもの俺とA、立場が逆転してるみたいやった。









.









望「え…？もっと、おっきい病院、て…」



「今日の検査では原因がはっきりしなかったので、大きい病院に行ってしっかり検査してもらって下さい」



望「A、そんなに悪いんですかっ」



「まだ何とも言えません。とにかく検査を受けて、原因を調べてもらってください。」



A「……」



「紹介状、書きますんで」









気づいたら、俺の隣で、



ただでさえちっちゃい体をさらに窄めて、



目に涙をいっぱいいっぱいためて、



震えていたAの姿、、







俺は忘れへん。


いや、もう忘れられへん









Aが、、俺らの大事な、大好きなお姫様が、、




このまま消えてしまいそうで、
どこかへ行ってしまいそうで、




怖かった。






心に釘が刺さったみたいやった。









.









車に戻って、思わず声をかける。






望「怖かったな、、大丈夫…？」



A「だいじょぶ、怖ない。」



望「ほんまに…？」



A「…ん(^^)
まだ、悪い病気って限らへんし、大丈夫やから」



望「A……」









こんなん絶対Aの本心ちゃうってわかった。






わかったけど、間違ってもそんなこと、口に出しては言われへんかった。








俺に心配かけへんようにって、必死に強がったAの邪魔、少なくとも俺は、したないって思ったから。









.









俺がデビュー以来初めてAが泣いてる所を見たのは、

この日から1ヶ月も経たないうち。









Aの病名が、わかった次の日やった。

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