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でもー
紫「あとな!ヨコもはなしがあるんやて!な、ヨコ、はよこっちおいで?」
黒「や、ヤス‥‥‥‥、だせんせい。あ、あの‥‥‥‥、あかん、やっぱ止めとくわ、おれ」
既に顔を真っ赤にして俯く、これまた信ちゃんの幼馴染みであるよこちょ。
紫「なんでや!あんだけ練習したやないか!ほら、いけっ!ふけぇっ!」
黒「もぉヒナおすなや!」
文字通り信ちゃんに背中を押されて、よこちょが手にしていたトランペットをボクに見せてきた。
黒「あ、あんな。ヤスにチョコもらってうれしかった‥‥。おれいにヤスが、まえ、ほめてくれたトランペットきいて‥‥‥‥ください」
よこちょはトランペットを習っていて、凄く頑張り屋さん。音楽発表でも信ちゃんのピアノと相俟って最高の出来だった。
黒「ヤスのすきなかんじゃにえーとのきょくやねん」
〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪
そう言ってボクの好きなミュージシャンかんじゃにの曲を一生懸命吹いてくれたよこちょ。
青「しかもこれ、ボクが1番好きな曲やぁー!すごいっ、よこちょ!がんばって練習してくれてありがとぉ。最高やでぇっ」
黒「‥‥‥‥‥‥‥‥照」
抱き寄せる暇もなく、走っていくよこちょ。しぶやんより照れ屋だから仕方ないか。
でも吹き終えた顔は凄く満足げでいっぱしの芸術家の顔をしていた。
成長したなぁ‥‥‥‥
なんて感傷に浸っていたらー
紫「で、ヤス、おれもー‥‥‥‥」
信ちゃんが何かを言いかけてー
黄「しょーちゃーんっ!あんなっ、りょぉなっ、」
緑「しんちゃん!たぁとえいとれんじゃーごっこしよー!」
でも。
それぞれ、可愛すぎるちびっ子たちに囲まれ信ちゃんとは別れて別々の教室に入った。
このとき、ボクが信ちゃんの言いかけた言葉を聞き出していたらー‥‥‥‥
給食が終わって歯磨きの時間。
青「はい、じゃあくまさんカバンからハブラシ出してくださいー!ん?しぶやん、今日はしめじさん以外食べれたん?えらいねぇ」
赤「ごちそうさまでした!」
その時、いつも1番にシャキシャキ動く信ちゃんがくまさんカバンを覗いたまま、ぼーっと突っ立っているのが見えた。
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s1117(プロフ) - あかさたなさん» わあ、いつもだなんてありがとうございます。わたしも緑黄大好物です!春っぽいお話描きたいですね〜☆ (2019年3月15日 0時) (レス) id: 7cf8187a84 (このIDを非表示/違反報告)
あかさたな - いつもこのお話読まさせてもらってます。私的には、亮ちゃん受けのトーンが好きです!!! (2019年3月15日 0時) (レス) id: 470fb48072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:s1117 | 作成日時:2019年3月14日 23時