色 ページ9
さとみside
______Aがころんと一緒にいる。
それだけで俺はモヤモヤしてしまう。
Aに会いたい。どうしようもなく。
あんなことしてしまったというのに。
さ「…A」
会いたい。
いくら親友といえ、ころんといてほしくない。
いてもたってもいられず、俺は急いで家から出て街へと走った。
色鮮やかな夜の街も、俺には綺麗に見えない。心の黒に負けて。
........どんな色でも黒には勝てない。
「Aっ、Aっ」
ただ走る。彼女の名前を読んで
ごめん、A。
急にあんなことして。
はじめてだったよな?
ごめん、俺が奪って。
嫌われたよな。
..........でも俺は好きなんだ、Aを。
配信者とか関係無く。
小さい頃から、ずっと______
走っていると、見覚えのある人がいた。
莉犬とるぅとだ。
さ「莉犬っ!るぅとっ!」
莉「あれ、さとみくん?」
る「ほんとだ。」
るぅとは手に持っていたスマホを下ろし、俺にてをふった。
さ「はぁっ、はぁっ」
莉「ちょ、大丈夫!?」
さ「ああ...」
る「さとみくんどうしたんですか?そんなに走って」
さ「うっ、や、別に.......」
_______誤魔化した。
莉「てかさとみくん聞いてよ〜!ころちゃんが忘れ物したんだよね〜」
さ「え.....?」
る「それで今から届けるんです。」
_________ころんのとこには、Aがいる。
さ「莉犬、るぅとっ、俺も行く。」
だって
さ「Aが一緒にいるはずだから」
る・莉「えっ…A!?」
さ「えっ......」
俺もそこまで勘悪くない。
さ「もしかして、Aのことを知ってる…?」
莉「う、ううんっ!たぶん名前が同じだけだよ!ははっ.....」
る「 と、とにかく行きましょう?」
今度は俺が誤魔化された。
きっと2人も知ってる、Aを。
さ「うん、わかった、行こう」
色が、混ざりはじめた。
簡単に溶けあえないほどこびりついた色たちが、どんどん。
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シャーペンの芯(プロフ) - みょーんとしてる方さん» 素敵なコメントありがとうございます!!私の物語が少しでもお役に立ててよかったです!これほど嬉しいことはありません。告白、頑張ってください!!夢主と共に私も応援しています! (2021年9月21日 18時) (レス) id: 37f133a8ec (このIDを非表示/違反報告)
みょーんとしてる方 - 私今恋してるんです。その人は同じクラスで私とは天と地の差で、ちょっとためらってたけど(告白するか)この小説を読んで頑張ろう!と思いました!本当にありがとうございます。夢主ちゃんみたいに告白してみます! (2021年9月19日 22時) (レス) id: 04fcd4138c (このIDを非表示/違反報告)
シャーペンの芯(プロフ) - 夢花さん» ありがとうございます!!楽しんでいただけて嬉しいです! (2021年3月10日 19時) (レス) id: 4eed4f74a9 (このIDを非表示/違反報告)
夢花 - あっあっあ甘いいいいいい!こういうの大好きです!ありがとうございますぅぅぅぅぅぅ!(スンッ)これから応援させていただきます。 (2021年3月10日 18時) (レス) id: cf87ac2a06 (このIDを非表示/違反報告)
シャーペンの芯(プロフ) - 狐さん» コメントありがとうございます!!!楽しんでいただけたようで、幸いでございます……! (2020年8月16日 12時) (レス) id: 4eed4f74a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シャーペンの芯 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/syapennosin/
作成日時:2020年4月7日 17時