二十項 ページ21
「明星くん、この本読んだんですね。」
思わず言葉がこぼれた。
「ん?どの本?」
「これです。」
貸出票を元に戻してから、手に持っていた本を彼に渡す。
明星くんは受け取った本を数秒眺めてから、思い出したように声を上げた。
「あー、これか!」
一瞬、彼の顔が歪んだ。
「意外です。」
「明星くんはそういう本は読まないイメージでした。」
そういう本はというよりも、本自体読まないイメージだったのだけれど。
「そういう本って?」
「恋愛小説とか。」
「そのなかでもこういうドロドロとした、誰も幸せにならないような物語は好きじゃないと思っていたので。」
「すごいね、メガネちゃん!」
「俺も好きじゃない感じだろうなーって思って読んだら、やっぱりそうだった☆」
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にじまつ(プロフ) - ほたるさん» ありがとうございます!かっこよく書けていたならよかったです!ほっとしました…! (2020年4月29日 15時) (レス) id: a21d7afc04 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - スバルくんカッコイイです!!素敵なお話をどうもありがとうございました!! (2020年4月29日 3時) (レス) id: 81bc551826 (このIDを非表示/違反報告)
にじまつ(プロフ) - 髪様さん» ありがとうございます!こんな青春が憧れなんです…! (2020年4月27日 9時) (レス) id: a21d7afc04 (このIDを非表示/違反報告)
髪様 - 綺麗な話ですねえ、アオハルだわあ (2020年4月26日 23時) (レス) id: a311e75dfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にじまつ | 作成日時:2020年4月26日 12時