『私変人共と部屋に閉じ込められました』【銀.魂】3

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「A、一回離してくんない、？」



『いやっ！離したらまたどっかに行っちゃうんでしょ、？』



「う゛っ、」



　顔を上げて涙の溜まった潤んだ瞳に見つめられクるものがある。いや、思ったより俺此奴の顔好きなんだな、と自覚させられ赤くなっているであろう顔を手で隠す。



「あー…、でもこれ以上引っ付かれると銀さんちゅーしたくなっちまうけど、」



『…ん、しても、いいよ。』



「…マジデスカ」



　ほんとにどーしちゃったのAさん？ンなこと言われたら俺期待しちゃうんだけど、



　しかし実際、どうぞと言われると何となくやりにくくなるのはなんなんだ。当の本人は相変わらず俺をじっと見つめてくるし、離すまいと服を掴んでいる。え、ホントにしちゃって良いやつ？ゴクリと生唾を飲み込み触れるだけの口付けをする。



『んぅ、』



「っは」



　さすがに様子のおかしい奴に舌入れるほど銀さんも腐ってないからね。一人で自問自答しながら膝の上で俺の胸に顔を埋めるAを撫でていると、次第に腕の中から寝息が聞こえてくる。



「…Aサン？？」



　顔を覗き込めば安心したように眠っていた。マジかよ。あと何十分あんだ、コレ。キョロキョロと周りを見渡しても時計のようなものは無い。



「仕方ねえな、」



Aを抱えたままごろん、と横になり時間がくるまで寝ることにした。先程まで泣いていた腕の中の女は危機感もなく眠りこけている。



「…安心しちゃってまぁ、」



　静かに起こさないようにAの頭へ口付けると、くすぐったいそうにもぞもぞしだしたので力いっぱい抱き締めておいた。今度はちゃんと名前呼ばせてやろうじゃねぇか



【幻覚薬を飲め】──目の前の相手が、いなくなった最愛の人に見える薬。


　
　・

投稿遅れてすみません、
惚れ薬の所は原作が曖昧なので自分なりになっております。
苦手なキャラ目線で書かせていただきました、はい、。言いたいことは分かりますです。作者もなんだかお話の構成に違和感を感じておりますが大目に見てあげてください…、また落ち着いたらリメイク編集しておきますのでその時はどうぞよろしく🙇‍♀️

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