『私変人共と部屋に閉じ込められました』【銀魂 】２

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土方さん達が男を追い掛けて走り出したので私もその後を追いかける。途中途中に針の道やら降ってくる刃物やらを避けながら男を追いかける。ほんと此処やべぇな。



　男は逃げるばかりで腰にかけた刀を抜く気配がない。人斬りと言われている割に何も感じないな。



「もうちょっ、」



　土方さんの手が男に届きそうになったその瞬間、地面が崩れ落ち、男と私たちの間に溝ができてしまった。それは飛び越えるには広く、目の前で男も落ちそうになっているほどだ。



「こりゃまた、黒幕の野郎いい性格してやすね」



「渡れそうにねぇぞ、」



「幸い、先にはドアはない、見失うことは無いだろうが、」



『構造がめちゃくちゃだぁ』



　どうしたものかと逃げている男に頭を抱える私達。一度降りてみては？と提案してみたが階段が上手いことあるようには思えず却下された。



「いい事考えやした」



「なんだ総悟」



　此方を見つめる沖田くんに首を傾げる。ふ、といつもの嫌な顔で笑い、私の足首を掴んだ。私の。足首を。掴んだ。？？？？



「怒らないでくだせぇよ！！」



『え、なに、やめ、』



　ぐわん、と視界が周り自分が回されていることに気がつく。ものすごい勢いで回され抵抗なんてできるわけなく、必死にめくれそうになるスカートを抑える。



『ばっ、ばかばか！！やめろおお！！パンツみえる！！！』



　少し半泣きになりながらやめろと制止するが沖田くんが素直に私の言うことを聞くわけがなく(二回目)どんどん早くなるスピードに目が回る。



「そ、総悟！！？」



　近藤さんたちの慌てる声が聞こえる。すると、ぱっ、と掴まれていた足首が自由になり私は飛んだ。おりゃああ！！と沖田くんの声が響く。



　あっ、飛んでる…！なんて感動する訳もなく半べそかいて男の背中に近づいていく事に叫び声をあげるとそれに気がついた男が振り返りぎょっとした。



　男とぶつかる瞬間にどこからか、かちゃん、と扉の出現音が聞こえた気がしたが、気を失いそれどころではなかった。



　とりあえず沖田くん次会ったときぶっ飛ばす。



・

大変長らくお待たせ致しました、、
私事ですが、進路が決まりそれに向け、色々忙しい時期になります…気長に待っていただけると幸いです。
当分一日一部屋は不可能だと思うので、2日に一部屋は頑張りたいと思っております。
優柔不断な作者をお許しください。🙇‍♀️

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