『私変人共と部屋に閉じ込められました』【銀魂 】２

上【巨大迷宮から探し出せ】真選組 ページ44

月華姫 様 リクエストありがとうございます😊
　結構長くなるので(すぐ見つけられると迷宮感がないので)2回に分けようと思います🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️
　


『え、えぇ…』



　開いた口が塞がらないとはこのことだと思う。それくらいこの部屋には悪い意味で驚かされる。普段は十二畳程の白い部屋。極たまに一畳もないほど狭い箱。このふたつ何方もただの白い壁だった。だがどうだろう。



　何だこの目の前に広がる巨大な宮殿は、妙に古いし、江戸どころか日本には絶対にないだろう建物が広がる。何処までやるんだこの部屋。呆れるを通り越して拍手を送りたい。



「どうなってんだ、」



　隣で頭を抱える土方さん。その横で宮殿を見上げている近藤さんに沖田くん、続いて真選組の方々。こりゃまた勢揃いで大変なこった。



「前振りが長ぇと後々面倒いんで中入りやしょう」



　先頭は土方さんで、と背中を押して中に入っていく沖田くんと土方さん。最近皆メタ発言多いなあ、とため息を吐きながら後ろを歩こうとすれば目の前に腕が出てきて思わず足を止める。



「掃除屋は真ん中に居てくれ」



『どうしてです？』



「Aさんも強いですけど、それでも一応女性なんですから危ないことは俺達に任せてください！」



　山崎くんにそう親指を立てられ戸惑いながらも頷いた。そうなんだよなあ、この人たちこういう所があるんだよ。でもモテないんだよ。むさ苦しいから。



　全員が中に入ると定番のようにドアが閉まり開かなくなった。すぐそばに【写真の男を探せ】と書いてある。その男は今江戸で騒がれている人斬りで、真選組が追っている輩の一人だった。



「態々こんなチャンスをくれるたァ、気が利くじゃねぇか」



『あ、でも偽物もいるらしいですよ』



　角の方にちっちゃくそう書かれていた。こういうのには慣れてるからな。さすがに何度も同じ手は食わないよ。えっへん、と威張る私を他所に皆に写真が配られた。



「それじゃあ二人一組になって探そう。絶対に一人では行動するなよ」



「それじゃあ俺はAさんと回りやす。」



「あ？勝手に決めんな」



「なんでぃ土方さん、Aさんと組みたいんですかぃ？」



『私に選択権は？？』



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