『私変人共と部屋に閉じ込められました』【銀魂 】２

【共に寝ろ】沖田総悟 ページ20

Lime 様 リクエストありがとうございます！
　


『なんか沖田くんとは比較的優しいお題ばっかで助かるよ』



「そうですかぃ？」



『うん、他の人はほんとに鬼畜なんだから、』



　げっそり、と言った顔をする私を沖田くんは横目で見てから用意された一人分の布団に視線を動かした。何か違和感を感じたのなら正解だ。そう、一人分。二人いるのに一人分なのだ。



　そりゃあ【共に寝ろ】なんだから一人分なのはしょうがないとして、本当に一人分の大きさなのだ。１８歳でまだまだ子供とはいえ、発達した男の子の身体というのは、いや沖田くんだからというのもあるが、まぁでかいのだ。キツキツになる未来しか見えない。



「寝ればいいだけですんで、さっさと始めやしょう」



『うんそうだね、ってちょっと待った』



　そのまま布団に入ろうとする沖田くんの腕を掴み止める。沖田くんは真選組の隊服のままなのだ。さすがにソレで眠るのは寝心地が悪そうではある。



『服、脱がないの？』



「…は？」



『だって、ソレ硬いし、寝苦しくない？』



「…Aさんがそう言うなら脱ぎやす」



　何やら不服そうな顔をして隊服の上と、ベストを脱いだ。私は沖田くんが脱いでいる間に布団に潜り込み、どーぞ、と私が招こうとするのを見て沖田くんは目を丸くし、次に眉を寄せた。



「アンタ正気ですかぃ」



『え？』



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