まじぴえん(白目) 3

第百二十七話 ページ28

side木兎







「？あかーし？」









赤葦はなぜか真顔で小刻みに震えていた









小見「！木葉！急いでスマホを！」









木葉「おう！赤葦！」









木葉は自分のスマホの画面を赤葦に見せた









赤葦「…ぁ…あ…」









あかーしなんかカオナシみたいになってね？








「どうしたんだ？あかーし」









猿「赤葦はね、禁断症状が出たんだよ」









小見「最近あんまり話せてないからな」









「…そーなのか！」









木葉「絶対わかってねえなこいつ」









「あかーし！もう大丈夫か？」









赤葦「はい、なんとか…。ありがとうございます木葉さん。その写真あとで全部俺に送ってくださいね」









木葉「お、おう」









「ところであかーしが見てたのなんの写真なんだ？」









赤葦「Aさんの写真です」









「…Aの写真…隠し撮りじゃないよな？」









木葉「ちげーよ！ちゃんと本人の許可とったから！」









「…ならいい！…ちょっと俺Aのところに行ってくる！」









俺はそう言いAのところに向かった









side赤葦









「…どうしたんですか？木兎さん」









木葉「あいつAのセコムなんだよ…」









小見「Aのことになるとあいつ怖いよなーまあ気持ちはわからなくもないけどな」









猿「俺もあんな従兄弟いたらセコムになるよ〜」









「…先輩方もセコムですよね」









木葉「え？そうか？そうでもないと思うけど」









小見「木葉は俺らの中で木兎に並ぶセコムだよな」









猿「わかる〜Aが知らない人に話しかけられたときめっちゃ般若みたいな顔してたもんね〜」









木葉「そういうお前らもメンチきってたの俺知ってるからな」








…先輩方はすごいな
俺なら多分5秒くらいで相手に手を出す←









小見「バレてたのかよ…あ」









小見さんが入口の方を見た





俺も見てみると、籠を持った花上がいた









木葉「…行ってこい、赤葦」









「…骨は拾ってくださいね」









俺はなにも考えず花上のところに行った









「…それ持つよ」









俺はそう言い籠を持った









花上「あっありがとうございますぅ！」









花上は少し顔を赤くしてそう言った









俺は笑顔を崩さないように頑張りながらスポドリを運んだ

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