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夜
久しぶりに作之助が作ったカレーを食べる
「美味しい」
一口食べるとスパイスが口いっぱいに広がってﾋﾟﾘｯと辛味が効いた
「そうか ならよかった」
私がﾊﾟｸﾊﾟｸ食べるのを見て ふっと笑う作之助。
「太宰残念だね カレー食べ逃すなんて」
「あぁ だが国木田が困るからな」
結局仕事を午後までサボった太宰、国木田さんからの電話コールが止まらず、何十回目かでやっと出ると
『何をしとるんじゃ貴様はあぁぁあ!!!.』
と、キッチンにいた私にまで聞こえてくるほどの大音量。
びっくりしていると、しょぼくれた顔の太宰が入ってきて なんとか探偵社へ行った
「国木田さんも大変だね 」
「いいコンビなんだがな」
くすっと笑いあって夕飯を食べ終わる。食器を二人で洗っているとふと何か思い出した作之助
「そういや 太宰のやつ、遅れて来た時妙に機嫌が良かったな」
「え、そうなの?」
「国木田からの罵声もすり抜けていた」
へぇ そんな事が
なんと書類整理も敦くんに任せずに、自らやり始めて他の社員さんが呆気にとられていたとか
「A、何か知ってるか?」
「ううん 心当たりないな」
まぁ どっちにしろ太宰がちゃんと仕事をしていたという事は喜ばしいことだよね
電話を受けてから一体どんな心境があったんだろう
______________
織田side
翌日
探偵社へ行くと太宰はもう出勤していた。まだ国木田も来ていない時間なのにだ
「やぁ 織田作」
「太宰、何があった」
「なにが?」
昨日のといい、今日も一番早く出勤だなんて何かあったとしか思えんと正直に聞くと
「あぁ その事ね」
太宰は自分でも呆れたように笑った
「昨日Aに言われたのだよ、」
国木田くんからの電話を切り キッチンにいるAの所に行くと優しく微笑んで、
"私を心配してそばにいてくれるのも嬉しいけど、
国木田さんも今太宰が必要なんだよ"
「…ってね」
嬉しそうに笑う太宰は とても穏やかだった
「心当たりがない、か」
「え?」
Aにとっては
何気ない言葉だったのかもしれないが
「いや、なんでもない」
太宰は、
お前の言葉ひとつで変わってるな
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柚子の香(プロフ) - キリカさん» いえいえ！頑張ってくださいね！ (2018年8月27日 17時) (
レス) id: 174fdb4db8 (このIDを非表示/違反報告)
キリカ(プロフ) - 柚子の香さん» ありがとうございます。ほんとだ"敦"ですね。すみませんありがとうございます! (2018年8月27日 6時) (レス) id: 0facb3a838 (このIDを非表示/違反報告)
キリカ(プロフ) - 唯我独尊丸さん» わぁ ありがとうございます。うれしいです! (2018年8月27日 6時) (レス) id: 0facb3a838 (このIDを非表示/違反報告)
柚子の香(プロフ) - 凄く面白い！ただ、ひとつだけいいですか？漢字が『淳』では無く『敦』だと思います。なんかすみません。この作品大好きです！更新楽しみにしてますね！ (2018年8月27日 0時) (レス) id: 174fdb4db8 (このIDを非表示/違反報告)
唯我独尊丸(プロフ) - 凄く面白かったです！イッキ読みしちゃいました笑更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2018年8月26日 23時) (レス) id: 2689cacca6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キリカ
| 作成日時：2018年8月22日 19時
