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はやとくんは絵本から私が現れたと思っていたみたいで その誤解を解こうと福沢さんは説明するが、どうも納得出来ないみたい。
でも、この絵本を描いたのは私と言う言葉は信じているようでほっとした。
それから一緒に絵本を読んだりちょっとしたゲームをしたりして遊んだ。
「お姉ちゃんはおひめさまだから、おじさんは"まほう使い"だね」
突然、にっこり笑いながら言うはやとくん。「どうして?」と私が聞くと
「だって、ぼくの為にお姉ちゃんを絵本の世界から連れてきてくれたから!」
「…………ｯ!」
「ありがとう!おじさん!!」と言うはやとくんの頭をいつもよりより一層優しく撫でて微笑む福沢さん。
「あ、そうだ はいこれ!」
何か思い出したようにごそごそすると、綺麗に包装された一覧のお花を差し出した。
「わぁ ありがとう!」
受け取ると満面の笑みを浮かべた。その嬉しそうな顔を見て福沢さんも安心している。
「じゃあ、私からも」
「はい、どうぞ」と昨夜はやとくんへ描いたイラストと作ったバタークッキーを渡す。
「すごい!すごい!!おんなじ絵だ!!」
「ありがとう、A」
「いえいえ、喜んでもらえてよかったです」
「よろしければ、これ」と探偵社の分にも作ったバタークッキーを渡すと、少し目を見開いた。
「乱歩と織田から話は聞いている。Aの作ったバタークッキーは絶品だと」
「え?」
あ、と前に乱歩さんが推理でバタークッキーから私が作った物だと当てた話を思い出す。
「有り難く頂戴する。実は乱歩が食べたいと駄々をこねていてな」
「そ、それはよかったです」
そんな事があったのか。乱歩さん、喜んでくれるといいな。なんて思いながら はやとくんと福沢さんとの楽しい時間を過ごした。
_________
「またね、はやとくん」
「うん!いっぱいありがとうお姉ちゃん!!」
バイバイと手を振り二人と別れ、帰路につく。楽しくて時間を忘れて話し込んでいたらすっかり日は暮れてもう夜だ。
手に持つお花からいい香りがしてふふっと笑う。はやとくんの無邪気な笑顔を思い出す。福沢さんに聞けば、あんなに楽しそうに笑っているのは初めて見たとか。
「今日の夕飯何にしようかな」
軽い足取りで夜道を歩いていると、見覚えのあるお洒落な帽子を被った人を見つけた
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柚子の香(プロフ) - キリカさん» いえいえ！頑張ってくださいね！ (2018年8月27日 17時) (
レス) id: 174fdb4db8 (このIDを非表示/違反報告)
キリカ(プロフ) - 柚子の香さん» ありがとうございます。ほんとだ"敦"ですね。すみませんありがとうございます! (2018年8月27日 6時) (レス) id: 0facb3a838 (このIDを非表示/違反報告)
キリカ(プロフ) - 唯我独尊丸さん» わぁ ありがとうございます。うれしいです! (2018年8月27日 6時) (レス) id: 0facb3a838 (このIDを非表示/違反報告)
柚子の香(プロフ) - 凄く面白い！ただ、ひとつだけいいですか？漢字が『淳』では無く『敦』だと思います。なんかすみません。この作品大好きです！更新楽しみにしてますね！ (2018年8月27日 0時) (レス) id: 174fdb4db8 (このIDを非表示/違反報告)
唯我独尊丸(プロフ) - 凄く面白かったです！イッキ読みしちゃいました笑更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2018年8月26日 23時) (レス) id: 2689cacca6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キリカ
| 作成日時：2018年8月22日 19時
