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テントから出ると

空はすっかり真っ暗で

パレードも終わっていた

これあと数分で閉園じゃない?

あのピエロやりやがったな。

脳内に『パレード楽しめなくて残念だったな』とあざ笑うピエロの顔が浮かんだ

フロ「オレまだ乗りたいアトラクションあったんだけど」

ジェ「きのこ迷宮という迷路にもまだ行ってなかったのに…」

貴「きのこ迷宮なんてあったんですか。」

知らんかった

しょんぼりとする先輩達の姿は、ちょっとかわいい

貴「私でよければまた一緒にお出掛けしますよ」

先ほどの一件で絆されたわけじゃないが

まぁ楽しかったのも事実だから。

私がそう言うと、先輩達はすっかり機嫌をよくして

一緒に、ナイトレイブンカレッジに帰った



















公共交通機関を使っての外出だったため

帰ってくるのに一時間ほどかかった

Aは疲れたのか、眠ってしまい

オンボロ寮まで、フロイドがおんぶをして連れてきた

フロ「小エビちゃん、起きて」

背中にいるAにフロイドは声をかけ

ジェイドは優しく、Aの肩を叩いた

貴「んぅ…あさごはん…?」

どうやらAは寝ぼけているようだ

ジェ「朝ごはんではありませんよ。」

ジェイドの声に、Aはハッとして

完全に目を覚ました

貴「…すいません」

恥ずかしかったのか、Aの顔はほんのり赤い

Aはフロイドの背中から降りて、二人と向き合った

貴「あの、今日は本当に楽しかったです。」

にぃ、と笑うAは笑った

思えば、Aがこうして二人に笑顔を向ける機会は

少ないものであった

フロ「オレらも、小エビちゃんとお出掛けできてすっごい楽しかったよ。」

ジェ「次はどこに行きたいのか、Aさんが決めてください。」

貴「どこでも連れてってくれるんですか?」

フロ「もちろん!」

貴「だったら…」

後日、Aは二人にゲームセンターに連れてってもらい

『頭で思い描いた人物を殴れる』というシミュレーションゲームで

NPCのフロイドとジェイドをまんぞくするまで殴った

やられっぱなしは生に合わない、とのことだ。

彼女が二人に恋をするのはまだ当分先のようである

Room→←You’re the only one for us.



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詩織(プロフ) - モブサイコ100さん» ありがとうございます!!まさか注意書きから面白いだなんて言ってもらえるとは思ってなかったので嬉しいです!! (2020年7月30日 21時) (レス) id: 96403a5128 (このIDを非表示/違反報告)
モブサイコ100(プロフ) - 注意書きから面白くて好きです!応援しています! (2020年7月30日 14時) (レス) id: 6acf3cee05 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:詩織 | 作成日時:2020年6月22日 0時

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