猪は牙を剥き善逸は眠る ページ23
正「Aさん!どうしますか、コレ!!(善逸のこと)」
『大丈夫。後で起こしてあげよう。』
正一の膝で寝ている善逸に起きる気配はない。そのためこの戦いへの参加は出来ないと考えた。
『よーし!正一くんに格好良いところ見せるぞ!』
そう言って鬼の方向に振り返ると、
『あ…』
鬼の舌がすでにAの目の前に来ていた。まだ刀を抜いていないAはこのままではお陀仏だ。
正「わぁぁぁぁ!!善逸さん!起きてよ!!」
ぶつん…
ゴトリ、と鬼の舌は呆気なく落ちている。誰が斬ったのか。それは
『善逸!』
眠っていたはずの善逸がA達をかばう様にして立っていた。
そして構えを作ると、
正「善逸さん……。」
善「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃」
霹靂一閃、そう言うと善逸は雷の様な速さで敵に向かい前進。するといつの間にか鬼の首は落ちていた。
“居合い切り”
善逸は居合い切りの達人だった。
善「んがっ!」
今起きたのか。だとすると寝ながら戦っていた事になる。
起きた善逸は斬った鬼の首を見て怯えていた。つまり寝てる時の記憶は残らないという事だ。なんとも不便な。
善「正一君…まさか…」
善「ありがとう!助かったよ〜!この恩は忘れないよ〜っ!」
正一は困惑していた。鬼の出現とつい先程の目にも止まらぬ善逸の剣技。
さらに言えば善逸ほど…頭の悪い人間と会ったことがなかった。(3巻参照)
困惑は止まらず、正一は考えるのをやめた。
『行こっか善逸、正一くん。』
善「うん…。」
─ちょっと雑談─
炭治郎達を探す事になり、歩いていた時。
『あ、そうだ善逸。』
善「ど、ど、どうしたの!?今、恐怖と喜びで胸が、いっぱい!!」
正「善逸さん…静かに…。」
善「ゴメン、ゴメン…。つい…。」
『いいかな?』
善「勿論…!」
『あのさ…私の事、Aちゃんって呼ばなくていいよ?』
善「ええっ!じゃあどうやって呼ぶの!?!?」
正「善逸さん…!」
善「ごめんなさい…。」
『普通にAって…』
善「よ、呼び捨て…!?良いの?」
『うん。』
正「(何だろう…。なんかこの2人ホワホワする…。)」
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トリップ人生(プロフ) - 百鬼夜行さん» 良き理解者が居て良かったです!更新頑張りますね!私も応援してますので! (2019年9月1日 12時) (レス) id: 63cc30b589 (このIDを非表示/違反報告)
百鬼夜行(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます!私も1番くじ、あと一歩という所で完売したんです!気持ちよく分かります!お話、これからも応援してます! (2019年9月1日 12時) (レス) id: 1f8d7eef89 (このIDを非表示/違反報告)
トリップ人生(プロフ) - 時透くんと遊びたい☆さん» 瘋漸師匠すごくこだわりました(笑)私も鬼滅の最推しが時透くんなので早く書きたいなぁと思ってます!!感想ありがとうございました!! (2019年8月7日 6時) (レス) id: 63cc30b589 (このIDを非表示/違反報告)
時透くんと遊びたい☆ - オリキャラの瘋漸師匠に惹かれました!文章も上手で良かったです!時透君推しなので時透君が出るのを楽しみにしてます!! (2019年8月6日 23時) (レス) id: 48f42011f9 (このIDを非表示/違反報告)
トリップ人生(プロフ) - ただのアニメ好き☆さん» 感想ありがとうございます!体調の事も考えてくださって、本当に感謝でいっぱいです。これからも頑張ります! (2019年8月5日 20時) (レス) id: 63cc30b589 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トリップ人生 | 作成日時:2019年7月21日 21時