・ ページ17
炭「水の呼吸 壱ノ型 水面斬り!」
朱「あ、……」
まだ再生速度の遅い朱紗丸はAに切り落とされた腕が治らず、その隙に炭治郎が首を斬った。
炭「Aありがとう。Aのおかげだよ!」
『いや、私弱いから…。やめてよ。次言ったらこちょこちょだよ?』
炭「(匂いで強いか弱いか分かるけど、Aは同期の中で1番強い匂いがするんだけどなぁ…。)」
炭治郎が考えてるうちにAはもう1つの鬼の風を感じた。
矢琶羽と言う方向を操る鬼だった。
『そこの木の上に居るのは分かってる!さぁ出てこい!』
刃先を鬼の風が吹く所に突きつけると、矢琶羽はスッと木から降りてこちらに歩いて来る。
『やっと降りて来たね。』
矢「チッ…!降りて来る時に砂埃で着物が汚れた…!」
『ふーん。あっそ。私、炭治郎みたいに強くないけど、』
矢「じゃったら儂にさっさと殺され…」
『強くないけど優しくもないからね。』
Aの雰囲気が一気に変わる。周りには居るだけで体が押し潰されそうな重い空気が立ち込める。
全く別人の様だ。
矢「!この小娘っ!」
すると矢琶羽矢印をAに放つ。勿論Aは矢印が見えていない。だがその敏感さで感じ取ることが出来た。
『羽の呼吸 参ノ型…』
矢「儂の矢印はかわす事はできん!」
『
羽の呼吸 参ノ型
威力は低いが中級の血鬼術ならば受け流せる技。つまりAに矢印は効かない。
矢「なんじゃと!?」
しかし弱点があるとすれば、体力を使うということ。この戦いで5回使うと、この技は使えなくなるだろう。
炭「(Aが出している威圧なのか?重すぎる…。)」
『私は弱いからぱぱっと終わらせよっか。』
矢「お前ぇぇ!!!」
『羽の呼吸 漆ノ型 翼竜』
Aは前傾姿勢で構え今までて1番の速さで前進…いや前進した事にすら気付かなかった。
まるで翼竜が通り過ぎたかのように、大気が揺らぎ風が吹く。
ゴトッ…
まるで豆腐を斬った様に呆気なかった。
炭「(本当にAなのか!?)」
88人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
トリップ人生(プロフ) - 百鬼夜行さん» 良き理解者が居て良かったです!更新頑張りますね!私も応援してますので! (2019年9月1日 12時) (レス) id: 63cc30b589 (このIDを非表示/違反報告)
百鬼夜行(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます!私も1番くじ、あと一歩という所で完売したんです!気持ちよく分かります!お話、これからも応援してます! (2019年9月1日 12時) (レス) id: 1f8d7eef89 (このIDを非表示/違反報告)
トリップ人生(プロフ) - 時透くんと遊びたい☆さん» 瘋漸師匠すごくこだわりました(笑)私も鬼滅の最推しが時透くんなので早く書きたいなぁと思ってます!!感想ありがとうございました!! (2019年8月7日 6時) (レス) id: 63cc30b589 (このIDを非表示/違反報告)
時透くんと遊びたい☆ - オリキャラの瘋漸師匠に惹かれました!文章も上手で良かったです!時透君推しなので時透君が出るのを楽しみにしてます!! (2019年8月6日 23時) (レス) id: 48f42011f9 (このIDを非表示/違反報告)
トリップ人生(プロフ) - ただのアニメ好き☆さん» 感想ありがとうございます!体調の事も考えてくださって、本当に感謝でいっぱいです。これからも頑張ります! (2019年8月5日 20時) (レス) id: 63cc30b589 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:トリップ人生 | 作成日時:2019年7月21日 21時