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「…あの、貴女はいいんですか？」
『っ、ひゃいっ？………忘れてください』
突然、隣から声をかけられてなんとも間抜けな声を溢してしまい、顔を両手で覆い隠せばくすくすと笑うような声が隣から聞こえる。
「んふっ、すみません、ちょ、おもろくて」
『…はぁ、それで、さっき、の、は…』
どういう意味ですか、と尋ねようと顔を隣へ向ければ、まぁなんとも端正なお顔。
いやそうじゃなくて。
猫のような気怠さを纏った紫の瞳、少し癖っ毛の茶髪。
チーノと同様に女子の視線を集めながらも“話しかけるな”オーラを漂わせているこの男、此奴も前世からの知り合い、ショッピ。
やらかした、と冷や汗をかく。
syp「…？どうしました？」
『…いえ、なんでもないです。先程言っていた、私はいいのか、という質問の意味が理解できなくて』
突然動きを止めた私に、首を傾げたショッピを見て安堵する。
如何やら気付いていないようだ。なんだかデジャブのような気もするが。
syp「貴女は、行かなくていいんすか？チーノんとこ」
『…あー、タイプじゃなくて』
先程は心理学を知り尽くしているオスマンのせいで見抜かれたが、これでも演技は得意だ。
ちらりとチーノに視線を向けて、苦笑すれば、成る程と納得してくれたようだ。
興味無いと言えば目をつけられるし、これでのこのこチーノのところに行っても、チーノと会話してしまえばボロを出しかねない。
ということでそういうことにしておいた。
syp「すみません、変なこと聞いて」
『いえ』
それっきり、机に突っ伏して寝息を立て始めるショッピ。
マイペースなところは前世から変わらない。
ショッピは、只管に甘えん坊。兎に角暇さえあれば甘えてきて、他の人にかまえばすぐに不機嫌になってしまう。
此方に危害を加えることはないから、他の奴らと比べれば随分マシだが。
それでも愛が重すぎるのだ、許してくれ。
騙したことへの罪悪感があったので、そう心の中で謝っておいた。
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天天(プロフ) - 好きです… (2022年4月19日 18時) (
レス) id: bc837922a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずは - コメント失礼します！え、めっちゃ好きです、、、sypさんのところが、好みです、！ (2022年3月1日 18時) (レス) @page18 id: 083d316892 (このIDを非表示/違反報告)
rrrremi827(プロフ) - うわん！めためたスキです (2021年3月17日 22時) (レス) id: 36b521ff59 (このIDを非表示/違反報告)
Rin - ﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝちゅき...(()ほんま最高ですわ... (2021年3月10日 8時) (レス) id: ee43a6ccd3 (このIDを非表示/違反報告)
甘蜜蜜華(精神安定剤())(プロフ) - こういう系の話ッ！大好物です！！！更新頑張ってください！ (2021年3月8日 23時) (レス) id: 80388bac17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むっちゃい | 作成日時：2021年2月21日 10時
