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ぼーっと人殺しの天使を撫でていたら、大分時間が経ってしまっていた
と言ってもまだ昼くらいだが、
出来るだけ早く仕事を終わりたいので、次の収容室へ向かう
O-01-138、リスクレベルはHE
名前は《慈悲深き創造主》
このアブノーマリティは何度か作業をしたことがある
とても優しいアブノーマリティで作業がしやすく職員からの人気も高い
『失礼します。」
「あ、A、、」
真っ赤な髪に、真っ赤な瞳がとても美しい
慈悲深き創造主、、レウさんが困ったように笑う
収容室に散らばった絵の描かれた紙
『ちょっとレウさん！能力無闇に使わないでって言ったでしょ！』
レウさんの能力は、描いた絵を実物にするという能力を持っている
この能力はレウさんが描けるものだったら、１つの林檎から核爆弾まで何でも作り出すことができるのだ
彼はZAYINでも良いくらい危険度は低いが、この能力は危険なため、リスクレベルはHEになっている
「ごめん、」
『まったく、、』
レウさんが申し訳なさそうに笑って謝る
床に散らばった紙を拾い集める
紙には宝石だったり、腕時計だったり高価そうなものが描かれている
恐らく職員が売るために描かせたんだろう
能力は悪用しないように言われているが、それを破りこっそりと使わせる職員もいる
その上、お人好しなレウさんは断らずに描いてしまう
それで味をしめてまた来る、、という悪循環
拾った紙を折り畳みゴミ箱に捨てる
『私からも言っておくけど、頼まれても断ってよ？』
「うん、ごめん。」
優しいところが彼の良いところなのだが、優しすぎるというのも考えものだ
「Aも忙しいのに掃除させちゃってごめんね。」
『大丈夫、仕事だし。』
掃除は好きじゃないが仕事だから仕方がない
「今日はまだ仕事残ってるの？」
『うん、あと１つだけ。まだ作業したことないアブノーマリティだけど。』
「そっか、怪我とかしないようにね、」
心配そうな顔をするレウさんに笑いかえす
『じゃあまたね。」
「うん、また。」
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《O-01-519 慈悲深き創造主》→←《O-02-893 人殺しの天使》
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狐火(プロフ) - 続編の方も拝見させて頂きました！更新、楽しみにしてますね！ (2021年7月30日 14時) (
レス) id: a78dc8dbc5 (このIDを非表示/違反報告)
愛実 - 更新楽しみにしてます！ (2021年4月3日 13時) (レス) id: e769ed5532 (このIDを非表示/違反報告)
隠(プロフ) - こちらこの作品の続編となっております。→ https://uranai.nosv.org/u.php/novel/kouhakuse1/ 良ければ覗いてみてください (2020年12月19日 23時) (レス) id: 03b97d8407 (このIDを非表示/違反報告)
隠 - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/kakure12/ この作品の続編となっております。ログインできなくなってしまったので別垢にて更新します。よければ見にきてくださいね。 (2020年6月7日 18時) (レス) id: d2e678ea72 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - あ．．．好きです(唐突な告白)素晴らしい作品ですね...作者様と気が合うかもしれないなぁ... (2020年5月21日 23時) (レス) id: 8d298a3565 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：隠 | 作成日時：2020年1月26日 18時
