同棲彼氏＃Travis Japan 愛惜編 (ページ20)

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嫌いなお風呂 Kaito.Ma ページ20

お風呂って嫌い。

だって面倒臭いんだもん。

そんなことを言ったら、だったら俺ハグしないって言われて渋々入った。

今はお風呂に入る面倒さより、海斗にハグしてもらいたい気持ちが勝ってる。

脱衣場を出たら、床に座ってギターを持ち何かをしている海斗がいて、そっと後ろから抱きついた。

「なにー？」

『あれ、ビックリしないの？』

「だって楽しそうに鼻歌歌ってたから。」

あ、そうか。

そう思えば鼻歌を歌いながらここまで来たんだった。

あはは…、と笑い、今度からはちゃんとできるようにしよって思った。

『そういえばお風呂ちゃんと入ったよ。』

「おー、偉いねー。」

『5分湯船浸かったよ？』

「偉い偉い。」

私は構ってって言ってるのにこっちの顔も見ないで、ポンポンと頭を撫でる。

そんな冷たいなら拗ねちゃうよ？

『私よりギターが大切ですか。

……なら、もう寝る。』

「え？」

構ってくれないならいいもん。

さっさと寝るし。

……せっかくの週末で、頑張ってお風呂入ったのに、速攻で寝かせるとかマジでありえない。

「っ、待ってよ。」

寝室でベットに腰掛けようとしたら、腕を掴まれた。

そのまま私の体は海斗のほうに倒れて、海斗の体に包まれた。

　